いや、いくら本人がやるっつったとしても、狙われてるのは花嫁の方であることは“明らか”だとしても、両方偽物よりも新郎が本物であるほうがそれらしいとしても、それでも一般人を囮作戦に巻き込んじゃいかんだろ。おめーらそれ専門に組織されたプロなんだからよー。
つーか「結婚式会場の提供」ってなによ?。この日全ての結婚式は管理局の権力を発動し取りやめてもらったわけだから会場なんざ選び放題だろ。これが先生に事情を話し花嫁とともに囮になってもらうってんなら分かるよ?。それを大好きな先生の結婚式を私が守る!と頑張るヨーコってんなら分かる。でもこれ『初恋の相手と結婚式をするヨーコにやきもきする司令・リュウさん・ウサダ』ってのをやりたいがために完全におかしな状況になっちゃってんじゃん。ヨーコのことを過剰に心配する保護者3人はそれぞれアホ可愛かったけど“それありき”でしかないのがなんかもう・・・・・・・・・なぁ・・・。
つーか何を描いたつもりなんだかイマイチわかんないんだよ。パパのために自らの身が不安定になるかもしれないことも恐れずメタロイド化(?)するエスケイプの『親子愛』の深さを知ったことでヨーコが担任教師に抱いてた『初恋』だと思ってた感情はそうではなかったと知るってな話だったけど、そもそも親子愛と恋愛感情を同列にしてんのが理解できない。
エスケイプがパパパパ言ってんのは今に始まったことじゃないわけで、ヨーコが感銘受けちゃったっぽいのはその“パパ愛”が怪人態になることを恐れないほど“自分が思ってたよりも凄かった”からだよね?。こいつ、マジでメサイアのことを大切だと“想ってる”んだなってことを改めて思い知らされたからだと。わたしはそう受け取った。
で、それがなんで“自分が先生に対し抱いてた想いは恋心ではなかった”と思うことに繋がるのかがイマイチわかんないの。まさか単純にエスケイプのメサイアへの“想いの深さ”と自分の先生へのソレを比較して、わたしの気持ちは恋じゃなかったと判断したってなわけじゃないわよねぇ?。
そうでないとすると、逆にエスケイプのパパ愛と自分の先生への気持ちが“同じようなもの”だと解ったから?。つまり自分が先生に抱いてた気持ちは父親に対する親愛の情のようなものだったと。
・・・・・・だとしたらヨーコの父親代わりを自認し、初恋話になんちゃって結婚式でここまで狼狽し醜態さらすリュウさんの立場がなさすぎるんですけどね^^。
まぁそれこそ初恋なんてまだであろうターゲットの子供にとっちゃ「ヨーコは先生のことをそういう『好き』じゃなかったんだ」ってなことがざっくりと分かればそれで充分なんだろうけど、どうにもこうにもすっきりしない話だったなーと。
すっきりしないと言えばバトルの方も。ヨーコとエスケイプを1対1で戦わせたいってのはいいとして、そのせいで“声は可愛い”女型メタロイド対男三人という構図になっちゃったのがなー。ティアラロイドはこんな外見こんな声だけどメサイアの存在がはっきりと感じられたぐらいだからメタロイドとしての能力(強さ)は結構なもんなんだろうよ。でもやっぱりこんな外見こんな声なわけで、それを男二人がかりで両腕押さえて動きを封じ、そこにパワー集中させた全力パンチをぶち込むってのはあんまりいい気持ちがしないなーと思った。
そして、パパのためにエスケイプがやろうとしたことはエンター様が感心しちゃうほど思い切ったことなのでしょうが、怪人態になってもイエローバスター一人で最終的に圧倒できててなんだかなーと。まぁまだなったばっかりだからエンター様が言うようにいろいろと“不安定”で持てる力の半分も出せてないとかそんな感じなんだろうとは思うけど、でもこの先その不安定さが解消されて強くなる感じがあるかっつったら皆無と言わざるを得ないしなー。てかブルーバスターによってぶっ壊されたはずのゴクマゴクが当たり前に再生しててズコったわ(笑)。ついでに怪人態になったらもともと長距離向きのゴクマゴクがチェーンで振り回される武器になっちゃってんのも(笑)。そこはゴクマゴクを合体させてさらにゴツイ銃火器にするべきだと思うんだけど(笑)。
あーでもエンター様的には「不要」だと判断した『愛のデータ』がエスケイプの動きによってメサイアさんに取り込まれたってのは覚えておくべき伏線っぽいかな。エンター様の完璧な計画におけるバグ的な感じで発動するのかなーと。
黒の花嫁エスケイプさんは退廃的な感じでえらい素敵でした。あれだけのボリュームあるドレスはやっぱこれぐらい肉感的な方がいいよね。ドレスに負けてなかった。
白の花嫁ヨーコは反対にシンプルなドレスで有紗ちゃんの顔に似合う清純な感じでこれまたよかったわー。まぁ『ヨーコ』に着せるならばもっと可愛い感じの方が合ってるんだろうけど、『有紗ちゃんの花嫁姿』を綺麗に見せようという意図が感じられたし。
ロボ戦は超迫力でした。むしろ浮いてしまうほどに・・・。