『勝・新(KATSUARA)』#1

ドキュメンタリードラマ?ってなわけで、冒頭3分の1ぐらいが劇団結成ぐだぐだ記者会見の様子で、その回のゲストの宣伝タイムがあって、後半はゲストと生瀬さん&ふるちんによる“絡み”って作りなのかなー?次回(吉高ちゃんゲスト)(僕等がいたの宣伝のために出るのでしょうが、だったら斗真も出てほしかったー!)を見てみないとまだわかりませんが、まぁそんな感じ。
稽古場にいる生瀬さんとふるちんのところに伊勢谷が来て(ふるちんが劇団に入ってもらおうと呼んだって設定だったかな?)、当初二人は伊勢谷を“メインキャスト”として考えていたんだけど、2本目の映画を撮ったばかり(西島さんと未來ちゃんと一緒のVTRも結構な時間だったし、休憩中の雑談って感じで二人が伊勢谷に映画の話を聞いたりもしてたんで、半分ぐらいは宣伝番組としての企画なのかも)の伊勢谷は二人を“演出してみたい”と言いだして、とりあえずエチュードをやってみようということになるのね。
で、伊勢谷が出したお題はというと、『地球最期の日(明日で地球は終わる)の会話』で、二人はふっつーーーーに
「最近どう?」「健康のためにゴルフ始めようと思ってるんだよね」「始めるっつっても明日で地球終わりだけどね(笑)」「そうだけどね(笑)」「煙草は?」「吸ってる」「健康のためなら煙草と酒やめるほうが早いけどね」「健康のこと考えても明日で地球終わりだけどね(笑)」「そうなんだけど(笑)」
的な世間話をダラダラしてるもんだから伊勢谷監督?演出家?は「ぜんっぜんダメ!」とストップかけるのね。で、二人が「でも地球最期の日っつっても多分こんな感じだよ?」と反論すると、伊勢谷は二人に役(設定)を与えることにするわけです。
伊勢谷演出家が考えた設定は
生瀬さん→元世界大統領
ふるちん→地球滅亡のきっかけを作った天才科学者
ってなにその壮大な設定wwwwwww。
流れとしてはなんとか地球滅亡を食い止めようとコンピューターだかなんだかを操作してるふるちん科学者のところへ生瀬さん元世界大統領がやってきて、
大統領「もうそんなことをやっても無駄だろう」
科学者「俺は最期までやれるだけのことをやる。お前こそこんなところにいていいのか」
大統領「もう俺ができることはなにもない」
といいつつも科学者の隣に座り作業を手伝おうとする大統領
科学者「地球の終わりをお前と迎える羽目になるとはな」
大統領「俺はお前と一緒でよかったよ」
大統領を横目でチラっと見てフッと笑う科学者
こんな感じ。あらすじとしてのセリフなんで実際はもうちょいやりとりがあったけど、まぁこんな会話を二人が演じ、それを伊勢谷が見てるのね。
で、伊勢谷は最初のうちは途中で止めてもっとこう熱い感じで!とかなんとか演出をつけようとするんだけど、ふるちんが「とりあえず最後まで通させて」と結構強く言い切り!伊勢谷が気圧されたように「わかりました」と言うしかなかったっぽいのにときめいた。未來ちゃんもVTRの中でふるちんのことを舞台ではものすごくカッコイイと、稽古場でも全員のことをしっかり見てて的確なアドバイスをくれるすごい人ってなことを言ってたんだけど、ふるちんは俯瞰的に見られる人なのかなーと。そして多分それは舞台限定なんじゃないかと思う。きっと舞台以外のところではその能力は発動しない。そこが超カッコイイ。
つーかこの科学者が激渋でめったくそカッコイイのよ(笑)。おしゃれな眼鏡に髭蓄えたテレビではなく舞台モードの生瀬さんも素敵なんだけど(そういやVTRの中で西島さんが生瀬さんはいつも最後に一番カッコイイところを持っていくとか言ってたわw)、いつもの赤キャップにダウンベストにハーパンというパチンコ屋にいそうなおっさんスタイルなのになんかカッコイイの。それはこのドキュメンタリードラマのふるちんが舞台(劇団)モードだからだと思う。これ一応台本があるみたいで伊勢谷はもちろん生瀬さんも台本(紙片)片手に見ながら演じてるんだけど、ふるちんは手元にあるであろう(画面ではあったかどうか確認できなかった)紙片に時折チラっと目をやるだけでほとんどセリフをソラで言ってるんだよね。これこのドキュメンタリードラマの登場人物としての古田新太であり、この劇中劇の科学者でありを演じる上での“役作り”なのかもだけど、なんかすごい・・・迫力というか、本気モードのふるちんがチラっと見えた気がしました。
舞台の古田新太は誰よりもカッコイイ。