- 作者: 平山夢明
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/12/22
- メディア: 単行本
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もちろん中身も素晴らしいまでに非道で悲惨で卑劣で。『七人の人間たちが迎えた、決定的な<死>の瞬間』と帯に書かれているように、あらゆる形での『死』が描かれているのですが、希望とか光とか一切なく、絶望することすら許されない完膚なきまでの死がここに詰まってる。この決定的に徹底的でダークでヘビーなそれぞれの死に打ちのめされつつもゾクゾクしながらダラダラ液体を流す私がいて、クズでドMの私にとって平山さんの小説はまさにご褒美です。はぁー、至極。