『海賊戦隊 ゴーカイジャー』第9話「獅子、走る」

ゴーカイジャーツンデレです!!ってだけの話だった(笑)。そんなもんカレーが食えなかったことを理由に「気にいらねえからぶっ潰す!」と言いつつ子供たちと保母さんをカッコよく救ってくれた初回から分かってるっつの(笑)。
ガオ編は教えってかキーワード的なものはなく、大いなる力を得るためにはそのものズバリ「ガオライオンに認められる」ってことだったけど、海賊自体はこのエピソードの中で最初から最後まで何も変わってなくて、ただ彼らのスタンス、お宝=大いなる力は手に入れたいってか手に入れてみせるけど、だからと言ってお宝最優先じゃねーんだぜ!という主張をアイムとハカセの口から説明し、さらにマーベラス様以下ゴーカイジャーの戦いでもって実際にそれを証明したってことなわけで、ゴーカイジャーのスタイルでありポリシーでありをレジェンド戦士(戦隊)に認めてもらうことで力を得るパターンはデカ回と同様か。
レジェンド戦隊があったり前に認識されてる世界なんだから戦隊同士横の繋がりがあっても全然不思議じゃないし、当然これまでの戦いだって何らかの手段でもって見守ってはいるんだろうから海賊たちが“そう見える”ほど悪いやつらじゃないってことはある程度はもう分かってるんだろうし、今回のガオレッド(とガオライオン)はいずれ彼らが天空島に、そこからガオレッドの元にくるであろうことは予想してたろうから、その上でいざ実際にその時がきたら自分の目でゴーカイジャーがどういうやつらなのか確かめようと思っていた・・・ってことだったんだろうなと脳内補完しましたが、これまでのレジェンド回と比べると最もあっさり・・・・・・というかまぁ・・・わりと簡単に認めちゃったよね^^感は無きにしも非ず。ガオライオンが認めるって相当なことなのに^^。
だって「見てるんだろ、ガオライオン。お前はどうする?」というガオレッドの顔が、「ガオライオン、海賊たちと上手くやってくれよ」と言う走の背中が、ものっそい寂しそうってか・・・、上手く言えないんだけど“戦いたくても戦えない悔しさ”みたいなのが滲んでるように見えたんだよね。本当だったらガオライオンとともに戦うのは選ばれた自分達なのにそれが叶わないからこの口の悪い海賊に託さなければならないことを頭では理解できているものの気持ちの面ではそこまではすんなり認められない・・・というより認めたくないと思ってるんじゃないかなーと。
実はこれちょっとジャンにも同じようなことを感じたんだよね。胡坐でロボ戦を観戦するジャンも戦いたくても戦えない辛さに堪えてるように見えたの。でもジャンの場合は変身出来ずとも日々修行を行うことで「もっと強くなる。もっと高みを目指す」という明確なイメージがあり、その修行はやがて再びスーパー戦隊の力を手にした時必ず役に立つに違いないわけだからまだ変身できない歯がゆさでありもどかしさはガオレッドよりは少ないのかなぁと。あとまぁ性格の違いもあるだろうけど。そんなことを考えながら見ると、「海賊たちと上手くやってくれよ」って言葉がさぁ・・・・・・泣けるよねぇ・・・><そら切ない背中になっちゃうよねぇ・・・><。マジ回ではフレイジェルがまだ魁ちんと繋がっててくれたから特別そんな風には感じなかったけど、戦士以外の存在と信頼しあって共に戦う戦隊の場合は1年という時間の中で培った絆とか想いとかがあるからこそなわけでさ、それをたかだか1話の中でクリアされるとモニョる気持ちってのはどうしたってある・・・・・・・よなぁと。走こそが困ってる人がいたら助けずにはいられないヤツなわけでさ、そんな自分だからガオライオンに選ばれたんだと思えば憎まれ口叩きながらも張り切って人助けしちゃう海賊をガオライオンが認めるのも当然だよなーと受け止めればいいんだろうけど、でもかつての走であればゴーカイジャーの戦いを高みの見物するんじゃなくてさ、生身でありながらゴーカイジャーが戦ってるところに突っ込んでって人々を安全なところへ逃がすために誘導しつつ「お前ら口が悪いんだよ!!」と爽やかに笑いながら言うとかさぁ、せめてそれぐらいしてくれてもよかったと思うの。
でもまぁなんだかんだ言って、「俺は獣医だ」をリアルタイムで聞けただけで満足なんですがw。あとガオライオンが相変わらず可愛いカッコよかった〜(でれでれ)。ガオは戦い方に特徴があるからかバトル面での再現度も効果含めてこれまでで一番だったしね!。


てかバトルと言えばハカセ酷い(笑)、いつもひどいけど今回は特に酷い(笑)。ターボレンジャー化してコンビネーションアタックに入る前、櫓組みながら足ぶるっぶる震わせてたり(アイムああ見えて結構体重ありそうですもんねwラストで上着脱いで半袖になってたけど結構むっちりしてたしw。ルカ姐さんは言わずもがなだし、海賊女子が体格いいのはやっぱ基本肉食だからなんかな・・・)ターボレンジャークロックアップ(笑)した後勢い余ってスライディング状態だったりw、ついでに言うとソーセージCMのポーズもシャボン玉シリーズCMのポーズもひでええええええええwwwww。変身したらある意味一番すごいくせに天空島でゴーミンに囲まれると「マーベラス僕こわーい><」と即マーベラス様の腕に自分の腕を絡ませるとかどさくさ紛れすぎんだろ!。いいよハカセその調子!!w。
そして腕にぶら下がってるハカセをドンッと腕だけで突き放して「ゴーカイチェンジ!」なマーベラス様かっこいいいいいいいいいいいいっん!!!!!。
あとあとアイムが足を痛めたことが発覚し、でもザンギャックに先を越されるから早いとこ再度お宝ゲットに向かわなければならない状況で、ジョーさんに顎で指示出したのもちょおおおおカッコよかった!!!んだけど、あれって「お前が指示しろ」って意味だったんかな?それともジョーさんに「おまえアイムに付いててやれ」って意味での顎しゃくりだったのかなぁ?。この場面見た瞬間は前者だと思ったんだけど、戦ってる三人とアイム&ハカセが合流した時にジョーさんってば即「アイム、傷はいいのか?」って聞いたじゃん?。ああ見えてジョーさんは細やかな気遣いの人なんで別段不自然さは感じなかったけど、もしかしてマーベラス様は“ジョーさんに”アイムの側についててやれと言い、ジョーさんはそうだと分かってるのにハカセにアイムを投げた・・・ってことなのか!?だからまずアイムの具合を確認したのか!?!?とも思ったんだけど。だとしたらその理由はもちろん「怪我した女の面倒なんて見れるか」とか言いつつも実は照れてる(笑)ですよねえええええええええ!!!!!!。
でもジョーさんってば襲われそうになってる女子を助けて「フッ、なに、ついでだ」とかクールに決めちゃってキャーキャー言われてたわよね!!ちょっとブスどもジョーさんに近寄るんじゃないわよおおおおおおおおおおおお!!!!!!。
でもやっぱりマーベラス様!ゴーミンの首にサーベル突きつけ「どけ」っと身体を押した勢いで首斬る鬼マーベラス様!!!アイムの傷も治療してもらい5人揃ったことだしさっさとお宝取りに行こっ!と盛り上がる仲間たちの言葉を受けて
「というわけだ。おとなしくやられろ」
はあああああああああああああああああああああああああああああっん><


ガオレンジャー化しての戦いがよかったのは前述しましたが、スピードにはターボレンジャー(こんなに速いっけ?w)、天空島からの落下にはジェットマンとゴーカイチェンジの選択がバシっと嵌ってたし、マベ→ジョー→ルカのサーベルリレーも見事だったし(「ナイスキャッチあたし」「ナイスコントロールあたし」って、ルカ姐さんもひでー(笑))、三人は一人で戦ってる相手にハカセとアイムが二人がかりで相対してるのも描写として丁寧だったし、今回のバトルシーンはすごくよかったわぁ。でもどう見てもケンタウロスなガオゴーカイオーは微妙(笑)。てかあれガオライオンにポジションぶん獲られたトレーラーとマリンはどこで何をしていたのかと(笑)。
街中で派手にロボ戦繰り広げてましたが、道路には人っ子一人いないし車も走ってるどころか停車すらしてなくて、恐らくこの街では巨大戦時には緊急避難警報が流れ、あちらこちらにそれ用のシェルターがあって即逃げ込めるようなシステムになってるんだろうなぁw。年に数回国を挙げて大々的な避難訓練が行われてて、シェルター内では地上の様子がライブ映像で流されていて人々はお菓子食べたりビール飲んだりしながら「なにやってんだよー!」「今だ!必殺技決めろおおおおおおおおお!」なんつって盛り上がったりしてるんだろうなぁ、いいなぁ(笑)。
あ!そうそう、天空島探すアバンでやっぱり操舵輪握るマーベラス様が一人だけ変身してたけど、操縦する時は変身しなきゃだめなんかな?。


今回の殿下。
「ハッハッハ!地球に眠る宇宙最大の宝だと?小さい!小さいぞダマラス!!我々は間もなく全宇宙征服する。そうなれば宇宙にある全てのものがザンギャックのものなんだぞ!今探す必要がどこにある!」
黙 っ て く だ さ い 殿 下 (笑)。
インサーンお姉様とダマラスが秘かに行っていた海賊対策が速攻殿下にバレてましたが、海賊とほぼ同時に天空島に乗り込めたぐらいだし二人の指揮だとちょっと怖いけど、殿下が知ったからにはもう安心!!(笑)。