読みましたというだけの記録

大崎 梢『背表紙は歌う』

背表紙は歌う (創元クライム・クラブ)

背表紙は歌う (創元クライム・クラブ)

まだ2作目(だよな?)ではありますが、シリーズとして安定してるなぁ。主役とその仲間たちはいい意味で“いつも通り”で、そこにゲスト的な存在がしっかりと絡み、何かの時には力になってくれるサブレギュラーになりそうな感じもあるし、このまま書店(及び書籍業界)の範囲でシリーズが続くといいな。


首藤 瓜男『刑事のはらわた』

刑事のはらわた (100周年書き下ろし)

刑事のはらわた (100周年書き下ろし)

話は面白いけどキャラが弱い。主人公が畑違いの部署へ抜擢された理由も、主人公の精神世界も、“なぜそうなったのか”という過程が描かれていないので心理面を楽しむことはできなかった。展開が展開だけにあえて共感とかそういうものを排除する意図なのかなぁ。


海堂 尊『アリアドネの弾丸

アリアドネの弾丸

アリアドネの弾丸

シリーズキャストが増えすぎてわけわかんなくなってきた・・・。いっそ登場人物全員変なコードネーム(笑)で呼び合ってくれたらいいのに。
しかし東城大学では一体どれだけ「病気以外で」人が死ぬのだろうか。