ダン・ブラウン『ロスト・シンボル』

ロスト・シンボル 上

ロスト・シンボル 上

ロスト・シンボル 下

ロスト・シンボル 下

読み辛かった・・・・・・。前2作はそれなりに引き込まれたのに、これは最後までよく分からないまま終わってしまった。フリーメイソンというテーマは悪くない。どころかむしろ読み始めはとてもワクワクしたものの、よくよく考えてみればダヴィンチやバチカンと比べてあまりにも漠然としてるというか・・・実際に存在してるものの私にとっては想像の中の存在すぎるんですよね。だから「解釈の一つ」として楽しもうにもその前提となる通説とかそういう材料が私の中になくて、さっぱり理解できませんでした。観光ガイド的に読もうとしても、前2作と比べてワシントンDCはやはり地味だし、その場所を知っている人ならばあの建物にはそんな秘密があったのか!とか楽しめるんだろうけど、これを読んで行ってみたいか?と言うと別に・・・って感じだし。
得体の知れないCIA局長はかなり強烈なキャラクターで、映画化する際どんな感じに描かれるのかそれは楽しみです。