『チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋』第6話「後遺症」

ド、ドーリにうっすらと青髭が・・・・・・・・・・。滑舌がいつも以上に悪かったのとあわせてこれは麻痺してしまったが故の後遺症なんですよね。ですよね。ですよね!。一緒に見てたドリ厨の妹が「きょうのどーりせんぱい・・・ぶさいく・・・・・・」と念仏のように何度も呟いてたんだけどw、それもあれだよ、事故の後遺症のせいだよ!タイトル通りだよ(どーりだけに。ププッ)!役作りだよ!。
・・・そう思うことにします。俺がんばる。
てかこれまでそういう意見を目にするたびに似てねーだろざっくりアミュ顔だからって一緒にすんなーって思ってたんだけど、今回ばかりはドーリが春馬に似てきた説を否定できませんでした。なんだこれ。多分今のドーリの顔面って少年から青年になる過度期なんじゃないかと思うんだけど、そのせいで同じように間延びしてたちょい前(具体的には最初のブラマンの頃)の春馬に似て見えるんじゃないかなぁ。この時期を経て春馬みたいにカッコよくなってくれたらそれはそれで嬉しいけどだったら(テレビドラマ的には)春馬だけで充分とも思うわけで・・・なんかちょっと複雑です。


で、今回はゲストの話が和泉の中の何かを壊してしまい、ようやくでたよバチスタ恒例怪文書(告発文)!ってなことでようやく本筋が動き出すキッカケになるのではないかという意味では面白かったかな。速水先生の素顔というか、口ではキツイことを言うけどでもちゃんと患者のことを考えてるってのも改めて見えたし、速水先生が理想とする環境が整備されていたならばドーリの身体は今のような状態にはならなかったかもしれない、だから速水先生はMAの話に乗っかる(利用する)んだってのも理解できると思ったし。
その一方で、救命ってとこはとにかく『命を救う』ことが第一というか唯一の目的なわけで、でもだからと言って救われた当人としては命が助かったことが必ずしも幸せだとは限らない。命は助かったと言っても植物状態なんかで生かされちゃった日には本人はもちろん家族だってもしかしたら助からなかったほうがよかったと思うこともあるんだろう。それは人手不足だなんだという救命の現場が抱える現実的な問題とともに、恐らく永遠に解決しない問題なんじゃないかと思うのね。問題という言い方はちょっと違うかもだけど、医者にとっても患者にとっても抱えてしまうジレンマというか。そのことに対し、速水先生が本当はドーリのことをちゃんと覚えてて、今現在ドーリが抱えてる症状の対処法を見つけてくれたことで前向きになるという結末はちょっと安易かなーとは思った。だってドーリが命が助かったってこんな身体じゃ将来に何の希望もないと思ってるってのは速水先生がドーリのことを覚えてることとは直接関係がないわけじゃん?。母親を受け入れてくれたのは自分を忘れてなかったからだ→助けた患者のことは忘れるとばっさり言われた→ハサミ片手に「うわー!お前が助けたせいで僕はこんな身体になったんだー!」→記憶障害や突発痙攣は別の原因のせいだと速水先生が見抜く→本当は速水先生は自分のことを覚えてたと聞かされる→症状が改善→ありがとう速水先生!僕前向きに生きるお! ってさすがにちょっと流れが荒くないかと。ドーリはこれまで希望を抱かせられるたびにその希望を打ち砕かれてきたんだろうから、もしかしたら今回症状が改善したのは初めての経験、初めて治療による効果が出たってなことで、グッチーに医療は日々進化してると言われたこともあって未来に希望を持てたってことなのかもだけど、和泉にドーリをビンタした上に「こっちは私生活犠牲にして働いてんのにそんなこと言われちゃたまんない」とか言わせちゃったことで、いい話成分がちょっと削がれちゃったなぁとか思いました。それは自分のこともそうなのかとショックを受けたからだとしても、それでも速水先生を庇いたかったからだとしても、まず“医者として”言っちゃいけないことだろうがと。あとまぁ医者が車椅子に乗ってる少年を殴んなよってのもあるしね。
で、そこから和泉の話にスライドしたわけだけど、和泉って何が目的なんだろう。デパート火災の時に速水先生に命を救われたことで憧れの念を抱いたところまでは分かる。で、グッチーに「私は医者になりたかったわけじゃなくて、救命医になりたかった」って言ってたけど、救命医になって“速水先生と共に働きたい”のか“速水先生のようになりたい”のかどっちなんだ。これって意味合い的には全く違うよね。速水先生がMAHに移るつもりだということを知り動揺してたけど、前者であれば何が何でも私は速水先生についていきます!って新しい病院に自分も採用してもらえるよう動けばいいことだし、後者にしたってまだ速水先生の技術を学びたいと思うんだったらやっぱりついていけばいいことじゃないかと。わたしは和泉という医者であり女は、それぐらいの覚悟でもって速水先生の下にいるんだと思ってたのね。和泉にとってかつて命を救ってもらったと話した時に速水先生が言ってくれた言葉ってのは今日まで頑張ってこれた原動力であり大切なものなんだと思う。それなのに自分もまた速水先生にとっては「忘れた元患者」であると言われてショックなのはまぁ分かります。でも退院してから全く会ってなかったドーリと違って和泉はずっと速水先生の側で働いてるわけじゃん?。速水先生が“本心から”そんなことを言ったわけじゃないことぐらい見抜けないもんなのかなーと思うんだけど。和泉の様子からして速水先生の言葉をそのまんま受け取ったんだろうけど、じゃあお前はこれまで速水先生の“何に”“どこに”心酔していたのかと。自分だけは特別だとでも思ってたんですか?と思ったわー。怪文書を書いたのは和泉・・・と見せかけて実は違う人ってことになるだろうけど、それにしたって和泉の気持ちがさっぱり分からなくなってしまいました。
でさ、多分研修医の間で「和泉先生って速水先生のこと好きだよなー」的な話題が出てると思うんだけど、だとしたら「速水先生の彼女かな」だの「隠し子・・・?」だの言う滝沢先生ヒドス(笑)。


これまでは病院内で何を調べてるのか?ってことには疑問を覚えつつもそれ以外はさして気にはならなかったんだけど、今回ばかりはグッチーが帰宅してるのに白鳥さんがお肉持参でグッチーんち行かずに愚痴外来に寝泊りしてるのは何故だろうか?と思いました。白鳥さんほどの人であればさすがにもう病院内で調べることは調べただろうし、グッチーもいないのに愚痴外来に泊まる理由はないんじゃないかと。・・・もしかして白鳥さん・・・お金ないのかな?(笑)。