- 作者: 小路幸也
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/12/18
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
とは言えこれはSF小説ではない(ないですよね?)わけだし小路さんの持ち味もそこにはないと思うので、それ以外の部分が良ければそれでいいのだと思います。でも残念ながらそれ以外もイマイチ・・・でした。展開としては波乱万丈というかかなり動きがある物語なのに、なぜか平坦に感じてしまったんだよな。これは視点となる2人の人物が基本的に冷静で常に自己分析や状況把握をしているタイプだからかな。別に熱く語ったり叫んだりして欲しいわけではないけれど、もうちょっとこの特殊な世界に引き込むような何かが欲しかった。