篠田 真由美『黒影の館』

てててててててててて手錠に繋がれ腹違いの妹に迫られ大っ嫌いな父親からムチで打たれる京介ハァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン★


・・・・・・というぐらいしか見所(読みどころ)がありませんでした。神代さんと京介の出会いを描いた物語なのですが、まず京介の本名がアレクセイってところで白目ですよ。京介の親DQNかよ(笑)って。神代さんとの出会いというか幼い頃の京介の境遇も、蒼への尋常でない肩入れっぷりを読む限りおそらくそういうことだろうなと思ったまんまだったんで、篠田さんの言うことを信じるのであればあと一冊でここまで続けてきた(あえてダラダラという形容詞はつけません・・・って付けてるに等しいけど(笑))壮大な物語が終わるってのに、シリーズ読者であれば予想がつく物語にこうまでページ数を使う必要があったのかなぁという気がします。京介の生い立ちは半分ぐらいで後半は蒼や深春が調べものやなにやらをして京介の元へ旅立ち、そしてついに京介がいる館の前に立ったというところを描いてくれたらずっと読み続けてきたシリーズ読者としてもうちょっと楽しめたかなぁと。
最終巻は上下巻でも怒りませんよ!むしろ上等です!!