小路 幸也『キサトア』

キサトア

キサトア

色を失くした僕と時間を失くした双子の妹が、朝日と夕日が同じ場所で見れる海辺の町で過ごす日々。


心が疲れた時に読むとよさそうなお話でした。誰かの為に頑張るのは悪いことじゃない。そして自然を大切に。そんな感じ。
タイトルは不思議な体質の双子の名前なのですが、二人の存在が自然と人間の共存を体現してるということで物語の核なのは分かるし、それだけじゃなくもっと大きな意味があるんだろうけど、ちょっとインパクトに欠けるかなーと思った。