ダヴィンチ・コードの勢いに便乗して刊行しちゃえ!ってなノリで出版されたのが見えまくりな超B級アクション小説。ま、ラングトン教授シリーズもそうなんだけど。それでもあのシリーズはB級アクション<胡散臭い薀蓄なので、それなりに読み応えがあったりするんだけど、これは読んだら終わりです。なんも残りません。でも、南極に設営された
NASAのドームや
シュモクザメの群れが泳ぐ海など映像化したら凄そうなシチュエーションと、主人公とその側近以外はどんどん死んでいく強引なストーリー展開はそれなりに面白いし、殺される寸前!ってな大冒険をした後、どれほど疲れててもセックスだけはしたい!ってな
アメリカ人っぷり全開なんで、笑いながら頭使わないで一気読み。空いた時間に読むには最適。上下巻なのに、横浜から大阪までの新幹線(片道)で読みきれちゃいましたから。ま、ハードカバーなんで持ち運びにはすこぶる不向きですなんですけど。