ダン・ブラウン『デセプション・ポイント』

デセプション・ポイント 上

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デセプション・ポイント 下

デセプション・ポイント 下

ダヴィンチ・コードの勢いに便乗して刊行しちゃえ!ってなノリで出版されたのが見えまくりな超B級アクション小説。ま、ラングトン教授シリーズもそうなんだけど。それでもあのシリーズはB級アクション<胡散臭い薀蓄なので、それなりに読み応えがあったりするんだけど、これは読んだら終わりです。なんも残りません。でも、南極に設営されたNASAのドームやシュモクザメの群れが泳ぐ海など映像化したら凄そうなシチュエーションと、主人公とその側近以外はどんどん死んでいく強引なストーリー展開はそれなりに面白いし、殺される寸前!ってな大冒険をした後、どれほど疲れててもセックスだけはしたい!ってなアメリカ人っぷり全開なんで、笑いながら頭使わないで一気読み。空いた時間に読むには最適。上下巻なのに、横浜から大阪までの新幹線(片道)で読みきれちゃいましたから。ま、ハードカバーなんで持ち運びにはすこぶる不向きですなんですけど。