福沢 徹三『壊れるもの』

壊れるもの

壊れるもの

会社では嫌な上司にいびられリストラ対象、家庭では娘に汚いと言われ・・・と余りにもステロタイプなサラリーマン悲哀物語。それがいつのまにかホラーになってました。弱い人間は何をやってもダメだということか。特別目新しいようなポイントがあるわけでもなく小粒な印象。最近、結果として精神方向に逃げこんでしまう作品が多いと思うんだけど、こういう世の中だから仕方ないのかなぁ。