津原 泰水『綺譚集』

綺譚集

綺譚集

余りにも美しすぎて、眩暈がします。死をこれほどまでに昇華させるこの人の心の中はどれほどの闇なのか。それともからっぽ、なのだろうか。私にもうあと少しの想像力があったなら、恐れることもなくなるのかもしれない。毛穴、開きました。