渡辺 球『象の棲む街』

象の棲む街

象の棲む街

第15回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。アメリカと中国に支配され荒廃しスラム化する首都東京。それぞれほんの少しの繋がりがある8編からなる短編集。「象」の扱いが理解できないせいか、なんとも言えない。淡々としてて空疎。でもその空気感は嫌いじゃないので悪くないんだよな。別の作品も読みたいと思う。それからもう一度読み直してみたい。今は消化しきれない。未熟だ。