『コードネームミラージュ』第11話「嵌めル」

次回と合わせて前後編構成だそうなので、この騒動がどこへ向かうのか次回を楽しみに待つとして、今回はとにかくミラージュさんが死ぬほどカッコいいの一言!!!。
殺してよければ片っ端から一撃必殺キメるところを殺さずに意識喪失状態にしなければならないという御崎の無茶指令のおかげでミラージュさんの近接戦闘をたんまり見られてテンションあがりまくったわー!。
なにがどうなってああなったのか目が追い付かないんだけど、左右の敵を180度開脚で同時キックとかカッコよすぎて漏れそうになったし!!!。
リアリティのあるアクションもいいけど、わたしはやっぱりこういう外連味のあるアクションのほうが好き。
つーかこれまた豊さん作であろうメリケンサック兼特殊警棒を太もも使ってジャキンッ!って伸ばすのとこれまた太もも使ってシュパッと戻すのとかなにこれなんなのクッソかっこいいんだけど!!。
CRISISといいこれといい、なんかもう特殊警棒に惚れそう(笑)。
鯨岡はギアス能力のみならず瞬間記憶能力も持ってるようで、雑魚を使って自分の命を狙ってきた者をあっとういう間に特定してたけど、ただの看守かと思ったカジワラとやらがあの女の拷問でも口を割らないということは何らかの特殊訓練を受けている、少なくともスモークと同じぐらいの精神的肉体的鍛錬を積んでいる、ということか。
カジワラ自身が鯨岡の命を狙う者だという可能性は否定できないものの、そうでないならカジワラはK13とはまた別の組織なんし個人の指示を受け動いているとみていいと思うのだけど、K13=ミラージュから身を守るために入ったはずの拘置所から囚人を率いて脱獄しようとしているのは拘置所ももはや安全ではなくなったからか。
鯨岡の弁護士は御崎とどんな話をするのかなぁ。これが鯨岡だったら御崎が電話越しに洗脳ワードささやかれちゃう!って心配でたまらなくなるところだけどとりあえずそれはないとして、警察の秘密組織の指揮官として御崎のことは調べ尽くされてるだろうから、ガンガン揺さぶられそうで楽しみだなー!。

『ボク、運命の人です』最終話

SPもしくは続編への含みを持たせたのかなんなのか、ずいぶんとフワっとした、そしてモヤっとしなくもない最終回でしたが(孝二だけは最後までキレッキレでしたがw)、最後は誠が独力で自分は何をすべきか考え実行し(誠が会ったアイビッキーの中身は一郎だろう。一郎だといいな)そして見事プロポーズまで漕ぎ着けるというこのドラマらしい最終回だった。最初から『ゴール』は決まってるわけで、云わば予定調和なドラマだったわけですが、表現としておかしいかもしれないけど最後まで心地いい予定調和を貫いてくれた。
わたしの視聴者感情としては付き合うまでが山登りで付き合ってからは山下りってな感じだったけど、定岡くんと三恵はなかなかドラマチックなプロポーズだったのに対し誠と晴子は無音(晴子にだけ届く)という演出も良かったし、“不運”描写のひとつかと思ったグリンピースと梅干不在の凹みがプロポーズ場面の前フリだったのはこのドラマが描き続けた『運命』の集大成のようで、そこからのこれまでの奇跡プレイバックと合わせて無事下山できたという達成感はあるかな。
それと、このドラマ開始当初はP様のビジュアルやべえな・・・・・・・・・と青ざめたもんですが、誠の会社で誠の席に座るP様は顔がシュッとしてやはり素敵であった。P様的にはこれよりもコードブルーのほうが本命だろうけど、その本命に向けてきっちりビジュアル作り上げてくるあたりまだまだP様捨てたもんじゃねーなと思った次第。いや捨てたつもりないけどw。
そしてかめなしくんが始終可愛くて楽しそうでなによりでした。ジャニ主演ドラマって主演だけよければいいってところがあったりするけど、これは大倉孝二的にもすごくよかったし田辺誠一的にもとてもよかったし、きっといい雰囲気だったんじゃないかなと思う。今のかめなしくんがいい環境で仕事ができたであろうこと、3か月間そんなかめなしくんを楽しく見守ることができたこと、それがなにより嬉しいです。

石持 浅海『鎮憎師』

鎮憎師

鎮憎師

終盤の謎解きまで、なぜ沖田という男が所謂「探偵」ではなく「鎮憎師」という存在であるのか、それが解らなかったのですが、憎しみの連鎖を止めるとはこういうことかと至極納得。
話の内容自体はさして面白味がなかったんです。過去の事件も現在の事件も人間関係含め全く興味が持てず、推理の流れも「○○だから○○するはずがない」と言い回しが多く論理的でも客観的でもないしってんで退屈だなーとすら思いながら読み進めていたのですが(それでも読むのをやめないのは石持さんだから)、こういう『謎解き』の描き方(見せ方)があるのかと、ちょっと感動してしまった。
しかしあれですね。男女混成のグループがあってその中に同性愛者が4人いても、今はツッコミが入らないんですよね。それはとてもいいことだと思う。