『砂の塔〜知りすぎた隣人』第2話

日頃からこの手の話をよく読むわたしなので、ママ友のカースト描写もそこに旦那たちの関係が絡むのも「よくある話」でしかなくって、だから興味としては今のところ無関係のように見えるタワマンの話、というか菜々子が各家庭を監視し操ってる話と連続児童誘拐事件がどう結びつくのかというその一点だけのつもりでいましたが(ネタ予想としては、光石さんがニヤニヤ見てる写真の嫁が菅野さんの母親とかw)、初回で最大の疑問設定だった菅野さんの大きな息子がなにやら裏の顔を持っている!?ってな感じになってきたっぽくて、長男パートが俄然楽しみになってきた。
さっそくイジメモードに突入した横山めぐみはさすがに手馴れたもんですがw、あの妊婦さんってグループ外の人なんだよね?。それにあの人数からして普段ツルんでない人も来てたんじゃないかと思うんだけど、そんな人たちの前であんなあからさまなイジメやるってのはちょっとなぁ(このシチュエーションが有効なのは社宅設定ぐらいじゃないか?)。あの場では「亜紀さん頑張ったわね」と亜紀さんをアゲまくりグループ外の人には「最上階の奥さんって良い人ね」ってな印象を与えておいて、打ち上げで亜紀さんの生い立ちをバラして仲間外れにするってなほうがいいと思うんだけどなーとか思ってしまったわたしは性格悪いですよねー(笑)(ていうか、初回でホランちゃんが浮気バラされたのの仕返しに「あんたの部屋の元住人自殺したんだよ」って教えてくれたけど、部屋で死んだわけじゃないから事故物件ってわけではないんだろうけどでも実際相場よりも1千万だっけ?か安く売りだされてたわけで、“そんな部屋”を買ったことのほうがイジメのネタになりそうなもんだけど、そこには触れないんだね)。
亜紀も亜紀で、なんでここまで過去を隠そうとしてるんだろうなー。下町のクリーニング屋の娘だったものの父親が亡くなり店をたたみ母親は男と逃げたって、それは大変だっただろうし、母親を恨んだり憎んだりするのはわかる。おそらく近所でも噂になったりしたんだろうからその頃のことを知ってる人に会いたくない、そういう人からは距離を置きたいと思うのもわかる。でもその頃を知らない人からすれば「大変だったんだねー」ってだけじゃない?。そのことで亜紀という人間を否定したり見下したりする人のほうがおかしいし、そんな人間こっちからお断りってなもんじゃん。
これは初回でも抱いた疑問なんだけど、このひとって別に苦労した過去の反動でなにがなんでもタワマンに住んで人並み以上の暮らしをしてると世間に思われたいとかそういう欲望・願望を持ってるってわけじゃないんだよね?。不動産屋に勧められた物件がタワマンだったってだけで、タワマンに住む=セレブの仲間入りがしたいってんじゃないわけでしょ?。タワマンだろうが戸建だろうが関係なく出来ることなら過去というか、親との確執を近所の人間に知られたくないってのは理解できるし、子供を持つ母親として子供を捨て男と逃げた女の血が自分にも流れてるだなんて他人に知られたくない(そう思われたくない)と思う気持ちもわかる気がするけど、でもここまでのことかなーと。
子供が通ってる幼稚園とは違う幼稚園のママ友グループに入ってることもそうだし、亜紀という人間が何考えてんだかわかんない(なんでそんな言動をするのか理解できない)ところは見ていて結構ストレスだなぁ・・・。
そしてやっぱりツダカンは“こんな感じ”の役だったけど、ベランダから落としたのが煙草だからいいものの(いやよくはないけど)もうちょい重いものだったら地上につくころには凶器になってる可能性もあると思うんだけど、構造的にどうなのこれ?。