覚悟はしてたけど、やっぱ哀川翔の後藤又兵衛はないわー・・・・・・・・・。見た目だけなら、喋んなければ悪くないんだけど、あの声だと何を言ってもただのチンピラになっちゃうよね。牢人なんてチンピラそのものではあるわけで、チンピラどもを束ねるアニキだと考えればぴったりじゃんってな見方ができればいいんだろうけど、わたしには無理っぽい。盛親も治房も塙さんもいい感じに馴染んでるのに又兵衛ひとり役柄関係なく悪目立ちしてて、チンピラの種類が違うんだよー！としか思えない。
そのせいで今回はずいぶんと・・・陳腐な感じを受けてしまい、共に旦那を焚き付ける阿茶様と江様とか、信之（真田）に優しい秀忠とか、やっぱ長宗我部大河やろうぜ！とか、それから空っぽの書庫で治部様と形部様に「戻ってきました」と挨拶する幸村とか（なんでも「ひとまずお預かり」しようとする修理を見て、やっぱり三成はすこぶる優秀だったんだなーと思い知らされるわよね）（まぁ三成の場合、合議といっても事前に自分が決めたことを一方的に通知して異論は受けませんってなタイプだからそれはそれで別の争いを生むことになったでしょうがｗ）、見所はあったものの心が湧き立つ瞬間はなかった。
まぁでも現時点で「こんな感じ」の大坂方が真田丸完成する頃には団結感バリバリになってんのかと思うと高まるし、そうなると哀川翔のアニキ感は心強い味方に思えるだろうし、そのための哀川翔ということだろうと（期待を込めて）思うんで、つまり早く慣れろわたし！！。
作兵衛を止めようとするお兄ちゃんもなぁ・・・。手が満足に動かせなくとも「真田家の当主」として作兵衛を行かせるわけにはいかないと、行くなら斬ると、気合いで作兵衛のところにきたものの肝心なところでやっぱり手が痺れてしまい刀を取り落してしまう。ここまではいい。それを見た作兵衛が“カン違い”してくれちゃったのも（お兄ちゃんに“そんなつもり”はなかったのも）いい。問題はそのあと。作兵衛に行かれちゃったお兄ちゃんの「違うんだ！・・・これは違うんだ・・・！」って、なんでここまでコントにしちゃうんだろう。お兄ちゃんの手のしびれはこのための前フリだったのか！と感心しそうになったってのにほんとなんなの。弟が大坂方に付いたというこの状況で、「わしが捨てた幸の字を拾いおった。奴は本気だ！！」からの完全にコントなお兄ちゃんとかわたしは欲してないです。
融通が利かないクソ真面目なお兄ちゃんとそんなお兄ちゃんの想いを誤解して感謝する作兵衛ってのは言ってしまえば“滑稽”だし、作兵衛が源次郎の元へ向かうことは決して本意ではないけどでも自分の手の不調含め「仕方ないか」と、行くからには源次郎を頼むと、お兄ちゃんはそう思ってるんだと受け止めはしましたが、まったくもう、どこまでも不器用なお兄ちゃんなんだから（お兄ちゃんに関しては全力で好意的に考えたい）。
