他人にも自分にも嘘をついて生きることしかできなかったという亀田くんをどうドラマとして終わらせるのかとおもったら、朋美に「抱きしめてもいいですか」って聞いたのに抱きしめられるとかー!。
性的な抱擁ではなく家族としての抱擁で、もっと早く誰かに抱きしめてもらえたら、嘘じゃなく本心からそう言える人がいたならば、亀田くんは道を誤らずに済んだかもしれない。でもそんな亀田くんだから先生と朋美、それから次男を結びつけることができたという見方もできるわけで・・・。
そしてわたし的クライマックスはここではなく、みんなと島へ行き、朋美に話しを聞いてもらった(誰かに話をした)夜の次男との会話であった。白い長袖Tシャツ姿で(一生くんはほんと白いトップスが似合うわー)次男の呼びかけに応える亀田くんが、頼みがあるんだけどという次男に「いいよ」って優しく応えるその声音が最高であった。
確か読んだと思うんだけど感想書いてないし記憶にかすりもしないからもしかしたら途中で止めたまま放置してるのかもしれない・・・ってな原作を、みんなそれぞれ傷を負っていて、何かを背負っていて、それでも誰かに救われ誰かを救ってる、自分次第で「荒野」を「沃野」にすることができるんだってなほっこり前向きドラマとしてうまくまとめたとは思うけど、でもわたしそういう話あんまり好きじゃないってか求めてないんで、だからドラマとしてはまぁ・・・手堅い作りだなーという印象ぐらいしか残らないんだけど、一生くんに関してはまんぞくです。亀田くんが抱え続ける哀しい罪悪感、こういう一生くんってありそうでそんなにはないので出番に対する満足度は非常に高かった。えねっちけー×一生くんはかなりの高打率。