『仮面ライダードライブ』第20話「西城究はいつからロイミュードだったのか」

明らかにスケジュールの都合で“不在”だったのであろう課長に対し、究ちゃんが中途半端に“不在”だったのはこの回に繋げる(その前フリの)ためだったのかー
って、えええええええええええええ!?西城究ってハンドルネームなの!???しかも『最上級』ってwwwwwwwww
え?アドバイザー的な立場とはいえ警察に雇われているのにハンドルネームで仕事することが許されるの??
なんてことよりも、実は究ちゃんはロイミュードと共同生活を送ってたどころか時々入れ替わってロイミュードが特状課にいたってな衝撃の事実が驚いただけで終わってしまったことに驚いたわ。
これ究ちゃんだけに当てはまることじゃないよね?。特状課(に出入りできる人)の誰かがロイミュードと入れ替わっていても進ノ介たちは判らないってことだよ?。たまたまアニメを理解し究ちゃんと意気投合してくれたからよかったものの、そうでなかったら大変なことになってたかもしれないわけでしょう?。まぁ目的が仮面ライダーの正体を調べるってなことで、それについては「無粋なことはしたくない」ハート様にとってはさして重要なことではないだろうし、進ノ介も剛も対人間(というか警察内部・・・というか主に源さん)には一応秘密にしてるっぽいけどロイミュードに対しては特に正体を隠してる風もないからそこまで“大変なこと”にはならなかったかもだけど、それは結果論だよね?。現状、特状課にロイミュードが紛れ込める、それを防ぐ手立てはないってことが明らかになったというのに、なんかいい話っぽく終わっちゃった&メディックのやり方考え方に進ノ介激おこでメディック怪人態という流れを見るにそこに危機感が芽生えたりすることがなさそうなのが・・・。
(あれ?もしかしてベルトさんが特状課の仲間にさえ進ノ介がドライブであることを秘密にしろというのはこういうことがあることを想定してるからってことなのか?だとしたら次回でちゃんとそれに言及してほしい)
まぁ今回の話ってロイミュードにもいい奴がいる、人間と仲良くなれるロイミュードがいるってよりも、コピーした人間が究ちゃんだったということのほうが大きいように思うわけで(あいつをコピーしたんだからあいつのことは全部解ってる同じ心持ってるしとかいってたし)、そう考えればもし今回のようなことが再び起きたとしても、コピー元がしっかりしてるから大丈夫ってなことなのかもだけど、でも対ロイミュードに特化した部署に自分の代わりとしてそのロイミュードを行かせることをよしとした究ちゃんはマズイよね。自宅にロイミュード匿うまでは許せても、特状課に出入りさせたのはやってはならないことだった。どれだけ072を信用していたとしても、特状課の一員としてそこは超えちゃならない一線だったと思うんだけどなぁ。
ていうかその「イイ奴」なロイミュードも自分の好きなアニメにアイドル声優が声を当てることになったから(そこは字幕(無音)であるからいいのに)といって我を忘れてロイミュード化して(重加速起こして)声優を誘拐して説教しようとしたわけで、決して「イイ奴」ではないよなーと。それを「わかる!」って言っちゃう進ノ介も駄目だろと。もちろん進ノ介が共感したのは無声演出についてであってそれに対する072の行動に対してではないけど、実際声優の子やあの場にいたファンはどんよりが起こったことで怖い思いをしたわけで(してるんですよね・・・?)それはそれ、これはこれでしょ。仕事してるだけの声優に罪はないわよ?。
(てかこのアニメ、恐らく“アニメとか好きじゃない”進ノ介が見てその良さを理解できるっぽいものにするためだったのでしょうが、日本のものではないオサレアニメっぽい感じだったのが残念というか逃げたなというかw。以前究ちゃんが深夜アニメ一気見して寝不足とか言ってたけど、てっきり究ちゃんが好んで見てるのは萌え系だと思ってたんで裏切られた気がするというか、究ちゃんのサイン会に来て究ちゃんを「閣下」wwwと呼ぶようなタイプのオタクが見るような感じじゃないよねーとw)(あ、でもピンポンとか悪の華とかそっち系だと思えばアリか)


・・・とまぁ相変わらず引っ掛かるところはあったものの、でもわたし・・・ちょっと泣きそうになってしまいました(笑)。
わたし広く浅くいろんなものに手を出してるんで、それぞれのジャンルの知識はさほど深くはないものの全てを網羅し全てについて同じレベルで語り合える友人っていないんですよね。だから究ちゃんと072の関係性が羨ましくって、羨ましいなと思った時点で二人に感情移入しちゃって、だからもうメディックによって身体を貫かれてからの072さん(と進ノ介のやりとり)は胸が痛くて痛くて・・・。
あいつと同じ心を持ってるから、「僕が暴れて仮面ライダーに倒されたことにしてくれ」と「進ノ介くん」ではなく「仮面ライダー」に頼む072さん。
自爆直前巻き込まないよう進ノ介と霧子を突き飛ばす072さん。
その想いを汲んで、自分がその「仮面ライダー」でありながら言われた通りに究ちゃんに告げた進ノ介。
それを聞いて究ちゃんが「残念だったなー」って、そんなに悲しむことなくその一言で072との生活が終わったことを受け止められたのは、究ちゃんを哀しませまいとした072さんの想いがあるから。
そして072さんと『同じ心』を持つ究ちゃんならば、それが072さんの気遣いだってわかったんじゃないかなぁ。072さんと進ノ介くんが自分のために嘘をついてくれたんだってわかったからこそ、“暴れて仮面ライダーに倒された”ことを事実としてサラっと受け止めたのだと思う。
・・・こんなにも哀しくて美しいオタクの友情ってそうはないよね(´;ω;`)
だからメディックに対し激怒した進ノ介の気持ちに素直に共感できた。おまえは死神とは違う「悪魔」だと言う進ノ介に同調できた。
今回のメディックを悪魔と呼んでからの進ノ介はとても良かったと思う。戦隊が超絶棒揃いだからかもしれないけど、竹内くん上手くなってきたなと思ったし。
やっぱ主人公に共感できると気持ちいいよね。素直に楽しいと思える。


というわけでブレンさん。072に仮面ライダーの正体を探る任務を与えたのはブレンさんだと予想しますが(コピー元は特状課員リストの中から072に選ばせた)、まさか072がコピー元と仲良くなるだなんて思ってなかっただろうわけで、やることなすこと上手くいかないブレンさんですが、自分が見ていることをわかったうえで挑発するメディックに対し「非の打ち所は・・・あるだろ!性格とか!!」というブレンさんには全視聴者が共感したことでしょう。共感大事!!。