『半沢直樹』第8話

同じ行内バトルでも小木曽と灰田コンビに比べると山田純大の福山がよく言えばスタイリッシュ悪く言えばアクがないせいか、半沢一人で熱くなってる感じでなぁ・・・。
ポッと出の小物にしっぺ喰らわすという意味では古里と同パターンだけど、古里の時は結構な爽快感だったのに今回はそうでもなかったのは近藤さんの有無だけが理由じゃないと思うのよね。つまり福山という男が物語も終盤に近いこの時期における半沢の敵キャラとしてはショボすぎたなと。福山案は「同族経営脱却」を改革の要としてるわけで、だから極論を言えば湯浅家以外の人間であれば誰が社長になってもいいわけだよね?。その筆頭候補として羽根専務を考えているから自分が担当になった暁にはまず羽根専務と会って人物を見極めるつもりだとでも言えばいいだろうに、タブレットに逃げた挙句「こっちを見ろおおおっ!」って怒鳴られてビクっとすんのとかまるで中学生みたいだったもんw。タブレット上の空論ってドヤ顔で言う半沢も半沢だけどw(てかこれタブレット業界から苦情くるんじゃね?w)。
ていうか今回の模擬検査って、これ半沢は声のデカさで乗りきっただけで実は全く切り抜けられてないよね(笑)。再建案はあるけど今は言えないって、そこ突かなくてどうするよと。福山が羽根専務に会ったことがないことと半沢が具体案を発表しないことは別問題だろう。あの場に居た者達の中ではこの模擬検査は実質現担当の半沢を外し後任を福山にするための判断の場であったわけだけど、表向きの主旨としては半沢が金融庁の検査を乗り切れるかどうかをテストする場なわけで、そこで福山案をぶっ潰してみせても対金融庁的にはなんの意味もないわけじゃん?。半沢潰しのために福山と戦わせるのはいいけど、そんなことしてる余裕あんの?と思うわけでさ(劇中で半沢と渡真利もそんなことを言ってたけど)、だからこの茶番でしかない模擬検査の中で半沢が“次の手”を出すまではいかずともそのとっかかりみたいなものを見せてくれるのかと思いきやただの茶番でしかなくってズコったわw。
ていうかそれよりなにより近藤さんよ・・・。行内で突如「あいずいぃんんんんんんっ!?」大声上げて怒りを露わにするのとか不安定すぎてまじ怖い。これで半沢と近藤双方の“敵”が大和田常務であることが明らかになったわけだけど、近藤ルートは何がキッカケでどう変わるか読めないってか、またいつあの黒い滴がポタリするのかハラハラしっぱなしで結構しんどい^^。