福澤 徹三『俺たちに偏差値はない。 ガチバカ高校リターンズ』

俺たちに偏差値はない。―ガチバカ高校リターンズ

俺たちに偏差値はない。―ガチバカ高校リターンズ

私にとって福澤さんはガチグロホラーの人なので、そんな福澤さんが描く『現代の草食系男子が昭和のヤンキー高校にタイムスリップ』だなんてどれほどエグイのだろうか!とワクワクしながら手にとったわけですが、正真正銘“普通の物語”で、それどころかとても熱い、いや暑苦しいド直球の青春ヤンキー物語で、主人公をこちらの世界に戻そうとするくだりなんてその理由を含めてウッカリ感動してしまい、読み終わった瞬間愕然としてしまいました。そしてこれは果たして私が知ってる福澤徹三なのかとしばし考えてしまいました。
私が知ってる福澤徹三で間違いはないようです。・・・多分(笑)。