新堂 冬樹『溝鼠 最終章』

溝鼠 最終章

溝鼠 最終章

もはや私は溝鼠シリーズを楽しむためにそれ以外の作品も我慢して読み続けているといっても過言ではないわけですが、ついにその溝鼠シリーズの完結編をこの手にする日がやってきた・・・っ!!
・・・・・って薄っ!!!!!!!!!!!
いやいや、わかんないよ?本の厚みこそこんなだけど中身は糞と反吐と汚物にみっしりぐっちょりねっとり塗れる濃厚で濃密な「お? お?」が詰まってるかもしれないよ??
・・・・・・・・・って中身も薄っ!!!!!!!!!!!!
溝鼠こと鷹場英一があらゆる意味で大きくなればなるほど『敵』がいなくなり、最終的には『血』の話になるのはまぁこれまでのことを思い返しても当然のことなのかもしれませんが、結局親族間で争ってるだけだし、ていうか残虐描写もアホみたいな例えも慣れてしまったのかとにかく物足りなくて・・・。
なんかもう、ここらが潮時なのかなぁとか思ってしまってちょっと切ない。