『仮面ライダーオーズ/OOO』第33話「友情と暴走と残されたベルト」

白フクロウヤミーが現れたものの伊達さんは攫われ中アンクも捕らわれ中で変身することができない映司はピンチになればまた体内のコアメダルが反応しプトティラになれるだろうから「俺やってみます」と後藤さんに提案。
すると後藤さんは「冗談はよせ!」と強い口調で映司の提案を拒み、
お前が暴走しても俺一人じゃ止められない!そうだろっ!!
なんという説得力・・・・・・・・・。
いやそうなんだけど、実際そうなんだろうけどさぁ、じゃあどうすんのよ後藤さん!?どうやってこの状況を乗り切るつもりなんだよ後藤さんっ!!??と思ったら
映司「じゃあ後藤さんがバースに」
後藤さん「えぇっ!?」
映司「時間稼ぎます」
後藤さん「俺が・・・バースに・・・・・・」
バースドライバーを手に決意した後藤さん!!
これまでの特訓の成果を発揮する時がきたと闘志湧き立たせる後藤さん!!!
つつつつつついに後藤さんがバースになる日がキタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!


「いや、今の俺じゃ無理だ」


・・・・・・・・・・・・・・


コネ━━━━━━('A`)━━━━━━!!


ついに後藤さんバースが誕生するのね!!とドキドキワクワクソワソワな一週間を過ごしてみたら変身するどころか人質にされた挙句伊達さん同様攫われましたという斜め上すぎる展開が待ってました・・・・・・。


なれよ!なったらなんとかなるかもしれないじゃん!お前はなんのために警察を辞めたんだって!チンコついてんだろうがああああああああああああああああああああああああああ!!!って叫びました。朝から。伏せねーよ。
以前の自分探しする前の後藤さんだったら一も二も無く変身しただろうけど(そして全く使いこなせずズタボロになる)、今の後藤さんはそこで冷静に自分の現在の力量では無理だと判断できるようになっている。アバンの戦闘(これって前回の続きとかでなく日常バトルだったのね・・・)で再び暴走したプトティラのターゲットをバースからカザリに向けさせるよう上手いこと誘導してみせたほどの作戦立案能力と行動力を備えた後藤さんが無理だと判断したんだったら恐らくそれは間違いではなかったのだと思う。そこには映司が言う「自分の手の届く範囲でやれることをやる」って言葉が影響を及ぼしてるのだろうしそれは確実に成長だと思うのだけど、後藤さんが自分の器を弁えすぎてて辛い・・・。ヒーローたるもの時には無茶も必要だと思うの後藤さん・・・・・・。
『今の』俺じゃ無理だってことはこの先何れかの時点での後藤さんならば変身できるというフラグが立ったと受け止めるべきなのでしょうが、でもやっぱりこの状況このタイミングで変身しなかった後藤さんのことだから一生「まだダメだ」って言い続けるような気がしてなりません・・・・・・。
ていうか後藤さんってばすっかり元のポジション(伊達さんの助手)に戻ってるけど、里中くんの助手はどうした。映司たちと一緒になってレジャー施設ではしゃいでんじゃねーぞと(笑)。


てかちょっと疑問に思ったんだけど、オーズになれるのは契約者である映司のみってのははっきりしてるけど、バースはあくまでも「システム」なわけだからそれを扱える体力があれば誰でもなれる・・・んじゃないの?。伊達さんほど扱えないのは大抵の人がそうだろうから、その上でなおこの状況下であっても後藤さんが「今の俺じゃ無理だ」と変身に挑まなかった理由はズバリ「体力不足」ってことならば納得できるわけでさw、でも映司ならイケんじゃね??と思ったんだけど。コアメダルとセルメダルは反発しあう関係ではないわけだし、オーズの装着者がバースになれないってことはないんじゃないかなぁ?って気がするんだけどそこいらへんどうなんでしょ。
それからアバンの戦闘ではアンクが必死に掴んでもプトティラになりたい(映司を守りたい?)という『メダルの意思』の方が強かったのに、後半は投げたメダルで紫メダルを弾き飛ばせたのは、映司がなんでピンチに陥ってたかっつったらアンクが捕まってたからなわけで、アンクが遅れて登場したからにはもう大丈夫だろうってな“判断”をメダルが下したってことなんかな?。最初からなんらかの意思を持ってるようには見えているけど、これまでのメダルは奪い合いされるがままだったこをと思うと紫メダルの特異性が際立つなぁ。


で、ヤミーの親である北村くんですが、これまたすごい・・・濃い欲望をもってきたなと^^。今回の脚本はバッタヤミーの人だそうですが、バッタヤミー回では「この世から悪を一掃したい」という『正義への欲望』を、そして今回は『歪んだ独占欲』と、子供番組でわざわざここまで挑戦的な欲望を取り上げるこの人の欲望の定義にすごく興味がありますw。
北村くんと映司の関係は、高校時代引きこもりだった北村くんに手を差し伸べてくれたのが映司だったと。しかもその相手が“隣のクラスの人気者”で自分に「世界の子供たちを救う」という夢まで語ってくれたときたらそら自分を特別視してくれてると思って惚れても(はっきり言っちゃったw)無理はないと思うけど、でも当の映司は覚えてなかったというね・・・(覚えてない相手の誘いでも受けちゃうのは映司らしい気がするけど、でも自分一人ならいいけど比奈ちゃんも同行してるわけでさ、招待状に名前書いてあるわけだし思い出す努力ぐらいはしようよ映司くん^^とは思ったw)。今映司って21とかそれぐらいの設定ですよね?てことは北村くんとの関係は6年から3年程度前のことになるわけだけど、そんな前じゃないと思うし、引きこもりの同級生を引っ張りだすって手間隙的にわりと凄いことだと思うのに言われるまで(言われてもしばらく)思い出さないって、映司がそれだけ大勢の友人のために動いてたってことなんだろうなぁ。そして「利害関係なしに何でもできる」映司にとってその程度のことはそれこそ日常茶飯事的なことだったんだろう。
最初は映司の家系のことが明らかになったこのタイミングでの登場だもんで、北村くんの狙いは映司の家、つまり大物政治家と繋がりを持ちたいという野心からなのかなーと思ったんだけど、いやいやいや、これ間違いなく『愛』ですよねw。某ママ友地獄でも同じような関係性を描いてるけど、その欲望とは憧れの対象である映司を独占したいってことか。北村くんが今頃になって映司に接触してきた理由は“親友として”映司の夢を支えるべく映司に“釣り合う男”になってから連絡しようと思ってたからだと思うわけで、実際に若きIT長者として雑誌に掲載されるほどの男になってみせた北村くんの苦労や努力は並大抵のもんじゃなかっただろうし、それだけ本気・・・・・・ってことだよなぁ。しかも住み込みバイト先を捜し出したぐらいだし、特にアンクに対して敵意を見せてたことから英司とアンクがいっつも一緒にいることは事前に調査してたんだろうし(それにしちゃ映司が普段から怪物と戦ってることは知らなかったみたいだけど)、まさしく“激しい欲望”だよね。
でも
「映司の前から消えてくれないか。お前に映司の何がわかる。お前に映司を支えることが出来るのか?。お前、邪魔なんだよ」
これだけならまだ過剰だけどある意味純粋な独占欲ととれなくはないんだけど、映司の手を握りながら頬を上気させたり「ありがとう」って言われてまじはにかみするのがガチっぽいんだよねw。だもんでゴーカイと合わせて今回はSHT=スーパーホモタイムであると認めざるを得ないwww。映司と北村くん(と比奈ちゃん)に向かってアンクが歩いてくるシーンとか本気で修羅場キターーーー!どうする!?どうなるっ!?!?て鼻の穴おっぴろげまくりだったもんw。
つーかアンクさんってばなんという古典的な罠に・・・w。
しかもあっさり抜け出せるのになかなかそうしなかったところが更にもう・・・・・・w。


で、次回は伊達さんと後藤さんの愛の巣話と。あの環境でバースにならなかった後藤さんに伊達さんがどう答えるのか楽しみです。