『ジョーカー 許されざる捜査官』第7話「模倣犯現る・・・間違った正義」

ちょっと物陰から様子窺ってる場合じゃないわよ!伊達さん絶対絶命のピンチなんだから久遠は早く助けに入りなさいよ!と思ったらまんまとやられてるもんだから久遠よえええええええええ(笑)ってか引きすげえええええええええええ!忍成くんキチ●イイイイイイイイイイイイ!。
いやーすごかった。この「次回へつづく」はテンション上がったわー。忍成くん演じる日向の相棒が飯田基祐さんだったので登場した瞬間これは絶対何かあるだろうとは思ったんだけど、そんなこと思ってる間に忍成くんが職人芸と呼んでもいいレベル(笑)のキチ●イっぷりで突っ走ってくれるもんだからいつの間にやらその存在を忘れてしまってたところで兄さん!?って飯田さんかよ!!!!!!?みたいなね。わたしはてっきり兄さんとは忍成くんのもうひとつの人格で、表情やしゃべり方が全く違う、でも目の前にいるのはさっきまで日向だった男、だと思ったのにw。いやービックリしたわー。
つーか日向と吉住って苗字違うじゃん?幼い頃に両親が離婚しそれぞれ父親と母親に育てられたとかってことはあるかもだけど、わたしとしては義兄弟を激しく希望!!悪人は片っ端から俺達が極刑にしてやんぜ!という思想で固く結ばれた義兄弟がいいですっ!!!(笑)。
飯田さん「何があっても俺がお前を守ってやる。だからお前は思う存分成敗するがいい」
忍成くん「うん。何があってもずっと一緒だよ、吉住さん、いや、兄さん(上目遣いで)」
みたいな!みたいな!!ギャー!(笑)。


(2話構成だとしたら)後編にあたる次回を見てみないとハッキリとは分かりませんが、今回の話が描きたいことってのは、「私刑」を行う上で伊達さんたちが絶対的な判断基準としてる「法で裁ける悪人か否か」という掟というか一線は、遺族にとってはどうなんだ?ってことなのかなぁ。そしてその答えは「法で裁かれようが誰かに殺されようがどっちでも同じ。どっちにしたって殺された大切な人は戻ってこない」ってことなのか。つまり遺族・被害者にとっては伊達さんたちのしてることも日向のしてることも大差ないと。それに対し三上が伊達さんに「お前とあいつは全然違うぞ」とかなんとか強く言っていたけれど、結局のところ、やってることはどっちも同じ「法の道に背く行為」なわけで、自分の中での「掟」って言葉でいいのかなぁ・・・「正義」だとちょっと違う気がするんだけど、そういうものをどれだけしっかりと持っているかってことが「私刑」を行う者にとっての『よすが』だ・・・ってことなのかなー。
遺族と一口にいえど、宗教観はもちろんのこと、被害者との関係性やら元々の性格やら環境やらが違うわけだから同じように「法で裁けない悪人によって身内を殺された遺族」であっても犯人(悪人)に対する感情はいろいろあるよね。出来ることなら自分の手で殺したいと思う人もいればそういう運命だったと受け入れる人もいるだろうし、もしかしたら生きていくのが精一杯だから死んだもののことなんて気にしてらんないって人もいるかもしれない。今んとこそういうケースは出てきてないけど伊達さんたちのポリシーでいけば例え遺族が嘆いたり苦しんだりしていなかったとしてもそれが「法で裁くことができない悪人」であれば仕置きするってことだよね。自分たちの判断で。一方の日向はまず遺族に「殺してやりたいと思うか?」と確認し「殺してやりたい」と答えを得ることで殺しを実行してる。日向としては遺族の想いの代弁者、遺族の代わりに自らが悪人を成敗してやってるってな考えなわけでしょう?。日向にとってまさにそれは「遺族のために行う正義の行為」なわけだよね?めちゃめちゃ押し売り状態だけど。ここだけ切り取るとどっちもどっちってか・・・遺族感情に沿って動いてる分日向の方が「仕置き人」らしいといえるかも・・・?なんて思いそうになってしまいました。あれ?わたしちょっと危ない?。
でもこれは伊達さんのドラマであり、伊達さんが掲げる「法で裁ける悪人は法で裁く。そうでなければ俺が裁く」という伊達さんの掟は揺らいではならないわけで、伊達さんに反する掟を掲げている以上日向は「悪」でなければならないわけで、そこいらへんは日向を明らかにシリアルキラーっぽく描くことで言い方悪いけど上手いこと誘導してるなと思った。伊達さんは「哀しそうに」引き金をひくけど日向は完全に「ヒャッハー!」してるもんね。てか何を言っても被害者、それも身重の妊婦に銃突きつけて頬に血をなすりつけながらお前のためにやってやったんだからアリバイ偽証しろってハァハァ脅してる時点でド変態すぎてアウトだもんw(それを言ったら伊達さんも相当追い詰めてたけどな(笑))。だから日向(と兄さん)はお前に明日は来ないで決定だろ・・・と言いたいところなんだけど、でも日向(と兄さん)は多分法律で裁けるよね。やってることは思いっきり殺人だし、二人とも所轄だし大きなバックがついてるとは思えない。まー神奈川県警のことだから“身内”からこのような犯罪者を出すわけにはいかないと対外的には隠蔽する可能性は充分ですが、それにしたって事情聴取ぐらいはあるだろうし、そこで日向は『神隠し』を念頭に置いて行動していた以上“ホンモノ”である伊達さんと久遠のことに触れない理由はないよね?。なんか前回ってかハッキリ言って久遠が加わってからあまりにも堂々と仕置きしようとしてることが気になるんだけどw、どうするつもりなんだろうなぁ。
てか日向(と兄さん)がジョーカーもどきをするようになったキッカケが気になる。これまでは死体が見つからない(行方が分からない)から神隠しとして成立していたわけだけど、ついに銃弾撃ち込まれまくり+「悪人に制裁を」でしたっけ?そんなようなメッセージ付の死体が残されていた・・・ってことは、これまで日向たちも人知れず死体の処分を行っていたのでなければ今回の冒頭の死体、あれが初めての私刑執行ってことになるわけですよね。なぜ今このタイミングでそんなことをしようと思ったのか、そこまで描いてくれるかな。神隠しの噂に便乗したってか触発されたってか、そういうことはあるだろうけど、もっと根本的な、日向と兄さんが私刑をやろうと思った理由まで描いてくれたら嬉しいなー。あ、でも伊達さんたちはそれぞれ“被害者(家族)”だという共通点があり、それこそが仕置きを行うためのモチベーションになっている上にチームジョーカーの絆的なところはあると思うので、もし日向と兄さんも同様に何らかのトラウマを抱えているのだとしたらそれこそ『同類』になってしまうと思うんで、特に理由はないってか“世の中悪いやつばかりだから俺が成敗してやるぜ!”と思ったからってだけかもな。つまり真正キ●ガイ義兄弟だと。まーそれでもいいや(笑)。


夏樹の事件の方はなんか考えるのがめんどくさくなってきた(笑)。井筒課長の「俺が殺した」発言はドラマのセオリーでいけば「俺が殺したようなものだ」ってな意味なんだろうけど、そう言うだけの理由があるってことだよね。うーん・・・殺された情報屋は井筒の依頼で警察内部の汚職とか隠蔽とかそういうものの情報(証拠)を探してて、その過程で殺されたと。で、井筒がおおっぴらに動くわけにはいかないため夏樹に秘かに調べさせたら夏樹も殺されちゃった、とかかなぁ。それだったら井筒が「俺が殺した」って言うのも納得だよな。となると夏樹を殺したのはやはり三上ということになると思うんだけど、ここで引っかかるのはやはり三上が伊達さんのジョーカー仲間だってことなんだよなぁ。両親を殺したヤクザを撃った幼い伊達さんに「お前は悪くない」と言い聞かせ仕置き人としての人生を与えたことと、今回「日向とお前は違うんだ」と強く言い聞かせてたこと、そのあたりから三上が伊達さんに自分の主義主張を刷り込んでるというか、はっきり言っちゃうと洗脳して手駒(実行犯)として使ってるように見えなくもない・・・気がするような。伊達さんよりも三上のほうからより強い「悪人は許さん」という確たる意思が伝わってくる気がするんだよな。そのために捜査資料等内部情報を私的に閲覧(流用)してたとかそういうことがあって、それを井筒は“不正”と見て(実際に規則違反なんだろうから)夏樹に調査させていたとか。井筒から見れば三上は何らかの悪事のために内部情報を手に入れているように見えるけど、三上は三上で自らの「正義」のための行動で、その犠牲になったのが夏樹、とかね。夏樹殺しは悪意の結果ではなく、それぞれが正義の元に行動した結果の哀しい死だった・・・みたいな。伊達さんのことを思うとどうしても三上であれ井筒であれ伊達さんに影響を与えた人物が「悪人」であったという結末にはなって欲しくないなと思うのよね。でもその事実を知って怒り憎み苦しみ悶える堺雅人が見たいって欲望もありまくりなんだけど!w。


予告で出たので伊達さんの顔面コピーはある程度の心の準備をしていたつもりでしたが、あまりにも突拍子のない顔面コピーっぷりに杏じゃねーけど赤ワイン噴出しそうになりましたw。コピー機の傷確認するのに何故自分の顔をコピーするんだ伊達さん!その顔を電波に乗せていいのか堺さん!!(笑)。