舞城 王太郎『ビッチマグネット』

ビッチマグネット

ビッチマグネット

「ビッチマグネット」ってなんだろう?と思ってたんだけど、まんまでした(笑)。
舞城さんはやっぱすげーや。一般向けでありながらもすみからすみまで舞城王太郎だもん。スピード感や残虐描写、そしてエロこそ少ない(物足りない)ものの、しっかり舞城王太郎が詰まってました。最後の1行ってか一言とか震えたもんね。それでいてやっぱりちゃんと一般向けなの。ちなみにわたしの中の一般向けとはその人が本来持っている溢れる個性をちょっぴり抑え目にし、ファン以外の人でも読めるように内容や文体を読みやすくしたもの、という定義です。

あー面白かった。幸せ。



以下、背景色でちょっぴり内容に触れてます。



これ読んでる途中で友達から舞台で●ちゃんおもきし勃起しててちんこの先のまるいとこまでバッチリ確認できたお★という素敵なメールが届いたんだけど、その時ちょうど姉ちゃんが友徳のちんこが勃ってるところを目撃しちゃうとこ読んでたもんで、電車の中だってのに妙にニヤニヤしてしまいました。


キモッ!!


ここまで。


それにしても、これで芥川賞受賞なんてことにならなくて安堵いたしました(笑)。いくらなんでも無理だろうとは思ってたけどちょっとドキドキしてました(笑)。全作品から「愛が感じられなかった」などという大変面白い受賞作ナシの理由はいいとして、

舞城王太郎さんの『ビッチマグネット』については、池澤氏自身が「姉が弟と一緒に育っていくことで成長する」姿を描いていることについて評価したものの、賛成意見を述べた委員からも「このタイトルはどうしても嫌」という意見があったと述べた。

またタイトルに文句つけられてるし(笑)。まータイトルも含めて舞城作品なわけだし、この分だとまだ暫くは取れなさそうだな(ニヤニヤ)。


というわけで奈津川サーガの続きを早く!この完結を見届けるまでは絶対に死ねないんだから!。