真梨 幸子『えんじ色心中』

えんじ色心中

えんじ色心中

登場人物オール病んでます。2章になるまで物語の構図が分からず、ひたすら苦痛。病んでる人たちが、入れ替わり立ち替わり自分のことをダラダラダラダラ話していて、吐き気がしそうでした。デビュー作もそうだったんだけど、なんかこう、カチっと嵌らない感じがするんだよなぁ・・・。なんなんだろうなぁ。宗教の扱い方も中途半端だしなぁ。で、だから何なの?グダグダ言ってる暇があるんだったらさっさと死ねば?って言いたくなった。
ここまでイラつかせてくれるってのも一種の持ち味なのかもしれない。