キンジの心の中空間?にいたぜんぶキンジ顔の妖怪たちはこれギャグ演出でいいのだろうか・・・?。
あまりにもあまりな雑コラだったからたぶんギャグのつもりなんだろうなーって思うんだけど、でもこの話でこの状況でギャグ演出する意図ってかセンスがわたしには理解できないわけで。
ていうか、わたしの捉え方がおかしいのかもしれないけど、弱さとか恐れとか、そういう精神面での脆さってのは天晴以外の4人にも当て嵌まると思うわけで、なんかキンジだけそういう面を克服する(克服しなきゃならない)展開になーんか引っ掛かりを覚えるんだよなぁ。狐がキンジを狙ったのは弟子という共通点があったからで、特にキンジが弱いからとかそういうことではなかったってのはわかってるんだけど、なんかこう・・・あからさまに「血縁」と「他人」ってな空気を感じてですね、結果パワーアップできたんだからいいじゃんって話なのかもだけど、そのパワーアップに前回(前篇)から絡ませてた凪の存在は結局なんの影響も与えなかったし(他4人と同じ扱いになっちゃったし)、まったくもって盛り上がらない。つーかあのビジュアルでなんで刀なんだよ。普通銃だろ。
『コウノドリ』第4話
わたしは子供を欲しいという気持ちが一切ないのでこのドラマに登場する人たちのことは根本的に理解できないと思うのだけど、そういうわたしですら涙が出てしまう。真空パックの赤ちゃんに衝撃を受け、自分の指先と見比べてあの赤ちゃんがどれほど小っちゃいか想像したら怖くてたまらなくなってしまうのだけど、そんな小っちゃい赤ちゃんでも指先を握る手はちゃんと手なんだよね。あの指先を握る小さな手には問答無用で涙ドバーって出たわ。なんの涙なのかわからないけど。
わたしがこの夫婦の友人だったとして、これから先、大地くんがどうなるのか、それを考えたら全力でおめでとうとか言えないよなーとか思ってしまうのだけど、それでもあの状況であの選択ができる人たちを素直に尊敬する。心から頑張って欲しいと思える。
そしてこのドラマのいいところは母子共に助かりましためでたしめでたしで終わらないところなんだよね。今は産まれてきてくれてありがとうと思っても、今はこの子のためならなんだってできる、なんだってしてやると思っていても、実際障がいがあったりしたら心が折れてしまうかもしれない。それを四宮先生とつぼみちゃんのカットを入れることでしっかり伝える。こういうところにこのドラマの良心があるのだと思う。
というわけで・・・
赤ちゃんに触れてあげてくださいっていう南朋さんは今回もエロかった。保育器の蓋パカって開けるのすらエロかった。「南朋さんエロいよぉおおおおおお!」とゴロンゴロンしながら死にたくなります、自分がダメすぎて。
月村 了衛『影の中の影』
- 作者: 月村了衛
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/09/18
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る
そしていつもながら登場人物の関係性が見事に私のツボをついてくれる。今回は伝説の男とヤクザの若頭の関係がソレかと思ったら、さらにもひとつ熱い男のドラマがありまして、ほんと悔しいまでに私のツボ。