『BORDER』第8話

情報屋の口ぶり、そしてガサ入れチームの名簿を見た石川の表情からしエンケンさんが問題のチームの一員であったことはまず間違いないであろうけど、でもまさかエンケン班長が石川を撃った犯人であるはずがない・・・あってほしくないと、そう思う気持ちがある反面ここでエンケンさんが犯人だったってのは脚本がSPを描いた金城さんであることを考えれば充分ありえる展開だとも思うわけで、さらに直接悪事を働いてたのは管理官で班長はその場にいなかったけどでも実はそれすらも班長の思惑で・・・ってなことになるんじゃないかと最後の瞬間まで疑いが捨てきれなくて、だとしたらそれは向こうへ行きかけてる石川の背中を押すことになってしまうかもしれないし、ていうかていうか立花が!そんな真実を突きつけられたら『イイ奴』立花がどうなってしまうのかと最後の最後までハラハラさせられっぱなしで心臓痛かった・・・。
はぁーーーっ、班長がゴミだし担当でよかったー。
正直この流れでゴミだしする班長を見て「信じる」と決めた石川の決断ってか気持ちがいまいちピンとこなかったんだけど(仲間である警察官を冷酷に撃ち殺す殺人犯でも家に帰れば妻の尻に敷かれゴミ出しを頼まれる普通の旦那の貌をしてる・・・なんてことはザラにあるし)、ていうか石川に締め上げられてた最後に殺された刑事が何か言いたげな顔(というか後ろ姿)してたからまだ何かありそうな感じがしなくもないんだけど、でもわたしもゴミを出すエンケン班長の哀愁(+素敵な御宅があんまり似合ってない感じ)を信じるよ。信じるよ!!。
信じると言えば、前回のことで石川を見限ったかと思った情報屋たちが内心はどうあれこれまで通り石川に協力してくれててホッとしたわー。
まぁもちろん彼らはプロなわけで、前回のことだってそれはプロとしての“一線”を越えることになるから“出来ない(やらない)”と言っただけでそうじゃないなら協力しますよ?ってなスタンスなんだろうけど、でもそれぞれ石川に対しては単なるビジネスとしての関係だけじゃない、もうちょっと踏み込んだ感情を抱いてるようだから、これまでとは何かが違ってしまうんじゃないか・・・と、特に前回ネットリンチを指示されたことで電源をシャットアウトしたサイガーが今回もまた真っ暗なモニタの前に座ってて、だからもしかしてもう二度と石川のために電源を入れてくれることはないんじゃないかと不安になったところでクルっと回ってキーボード叩き始めてくれた瞬間超嬉しかったw。
警察のサーバーに入るのは難しいけどそれをデータベース化してるところがある→サツ廻りか→「正解!」ってこのやりとり、打てば響くって感じでサイガーが楽しそうでさぁ、あれだけはっきり断られたのに態度含めこれまでと変わらず依頼する石川のドライさでありビジネスとしての割り切りもすげーなと思いつつ、このやりとりを石川も楽しいと感じていて欲しいなと思う。
あと立花な!。幽霊とお話ししたくてウズウズしてる石川を無意識で邪魔する立花な!!(笑)。
「トイレ行ってくるから先行ってて」「あ、じゃあ俺もトイレ行くわ」って別に不自然じゃないんだけどさー、なんかこう・・・デッカイ男が連れションてw感は否めない(笑)。
どれだけ同じ班の同僚として働いてきたのか知らんけどようやっと立花がイイ奴だと分かったからこそ石川は上司を嵌めるという警察官としてはかなりの決断を求められる計画を打ち明けたのでしょうが、カメラマンとしての役割を果たすために拳握りしめながらグッと堪えてたんだろうなーって、それが声裏返らせての「俺にも一発殴らせろ!」に表れてて、ああこいつイイ奴だよなーって、きっと石川の提案も即断で協力するって言い切ったんだろうなーって、そういう人間が石川の隣にいることはほんと救い。


ってなわけで、次回「越境」かー。
今回の管理官のご都合自白っぷりを見ちゃうと『絶対悪』とかすごいこと言ってた南朋さんが楽しみなような怖いような・・・。せめて2話構成ならなぁ・・・。