『弱くても勝てます』第8話

夕暮れの部室で着替える江波戸。そこへやってくる岡留


岡留「おう」
江波戸「・・・おう」
岡留「あのさ・・・大会始まる前にキッチリ、けじめつけときたいことがあるんだ。・・・中学の時、俺は正直お前のことをいじめてるつもりはなかったんだよ。でも・・・お前がそういう風に感じてたんならそれは・・・いじめだったんだと思う。・・・だから・・・・・・キッチリ謝りたいんだ」
江波戸「いいって」
岡留「いや俺の気持ちが済まないんだよ」
江波戸「やめてよ。謝る必要なんて、ないよ」
岡留「・・・・・・」


江波戸が座るベンチの隣のベンチにそっと座る岡留


岡留「俺のこと、嫌いなんだろ?」
江波戸「嫌いじゃないよ。・・・ただ・・・苦手なんだ」
岡留「それどう違うんだよ」
江波戸「全然違う。認めてる部分もあるし、好きな部分も、ある。ただ・・・なんか、苦手なんだ」
岡留「だけど、俺は・・・自分の性格を・・・変えるつもりはないぞ」
江波戸「僕だって、苦手なのは、変えられない」
岡留「じゃあ、このままでいいか?」
江波戸「このままで、いいよ」


どちらからともなく見つめあう二人。そして笑いあう二人!!。


ヨシっ!!!!!!!!!!!!(ガッツポーズ)。
このやりとりはもう夕暮れの部室というシチュエーションといい1つのベンチじゃなくベンチを縦に見てそれぞれ先っちょにならんで座るというその距離感といい、そしてキッチリ謝りたい(ケジメつけたい)という自分の気持ちを押しつけるのではなく江波戸の気持ちを尊重しようとする岡留に、江波戸が嫌いじゃなくって苦手なんだと、それは全然違うものなんだと自分の気持ちを伝えた上での「じゃあ、このままでいいか?」「このままで、いいよ」という落としどころといい文句なしなんだけど、江波戸がベージュのベスト着用で岡留はシャツのボタン全開+黒インナー(タンクだよね?)という夏服の着こなしもベタすぎてだな!!!。
あともう出ないと思ってたからその後の亀沢は嬉しかったけど、奏多くんの作業着の似合わなさっぷりといったらw。それに比べてヒューマノイドは違和感ゼロで嵌りまくってたわけで、つくづく特異な魅力であり雰囲気の持ち主だよなーと改めて。この魅力を活かしきれなかったことについてはもう言うまい。