『仮面ライダー鎧武』第4話「誕生!3人目のぶどうライダー!」

ミミミミミミッチが・・・っ!おおおおおおれのミッチが・・・・・・っ!絵に描いたような、あ、暗黒少年(厨二)で・・・・・・・っ!!!(←興奮に打ち震えている)。


学校では本当の自分を隠しつつもクラストップの成績を維持するミッチはお前なら学年1位取れるだろうと、「余計なことに気を取られるな。無駄なものを切り捨てることで、(俺の片腕としての)お前の人生は完成されるんだ」と肩に触れながら耳元でプチ説教する歳の離れた兄に「僕の人生は無駄だらけだからね」と返しました。わたしもうこの時点で汗ダクです。
これ、多分ミッチは兄が自分のしてること、学校帰りに校舎の物陰で(←ここ非常に重要です。オープンエアです)着替えてチーム鎧武の一員としてダンスバトルしてることを知ってることに気づいてるよね。兄がそれぐらい気づいていないはずがないことを、弟が自ら“無駄なもの”と気付いて捨てることに兄が期待していることを、弟は知っている。恐らく今までも同じようなことが何度もあったのだろう。そしてそのたびに弟は心の中で諦めを繰り返してきたのだろう。「僕の人生は無駄だらけだからね」なんて言うしかないほどに。
敬愛する紘汰さんが膝抱えてブルブル怯えてる姿を見て、いつだって誰かのために傷ついてばかりの紘汰をもうこれ以上巻き込みたくないという舞に「誰かのために傷つくことが、そんなにおかしいことなんですか?。僕、紘汰さんが間違ってたなんて思えない。そんな風に悲しんだらほんとうに紘汰さんがやってきたことがなんだったのか分からなくなっちゃいますよ。紘汰さんは必ず立ち直るって、信じてます。あの人は、何も間違ったことなんてしてないんです!」と言い切ったその夜シルクのパジャマ姿で舞の映像を見ながら「僕だって変わりたい。こんな自分はいやなんだ。でも・・・こんな僕に出来ることなんてあるのか・・・?」と煩悶するミッチ。
シルクのパジャマ姿で。
・・・シルクのパジャマ姿で!!!!!!。
そして次の日ミッチは錠前ディーラー・シドを訪ねロックシードとそれを嵌めるためのベルトが欲しいとゴールドカードをテーブルに滑らせる。
戦極ドライバーは、これと見定めた奴にしか使わせないことにしてるのさ。それが俺のポリシーだ。だいだいキミは呉島貴虎の弟だろ?」
「兄さんを知ってるの?」
「父親はユグドラシル本社の重役で、あいつ自身も研究部門のプロジェクトリーダーだ。そんなおっかないやつの弟に火遊びを教えこんだとあっちゃ、おれはこの沢芽市にいられなくなっちまう」
するとミッチはそれまでのかわいらしい坊ちゃんフェイスを消しシドの前に座り指を組み合わせ「なあ、シドさん」と挑発するように語りかける。
「確かに僕は呉島の人間だ。ユグドラシルに入ればどこまでも出世していく。(財布を見せつつ)もしかしたら、貴虎兄さんよりも偉くなるかもよ?」
「・・・オイオイ・・・」
「今兄さんを怖がるのも無理はない。でも、先行き本当に怖いのは誰だろうね?・・・・・・ここでボクと友達になっておくのも、悪くないんじゃないかな?」
そう言ってのけたミッチを「気に入った」と、「さすが呉島の男だ」と笑いながら「なあ、お行儀のいい呉島の坊っちゃんなら、もし俺が忘れ物しても、もちろん届けてくれるよな?」と言ってその場を後にするシド。
そしてミッチはシドが座っていた場所に『忘れていった』戦極ドライバーを見つめながら
「お行儀のいい坊っちゃんなら・・・ね」
と不敵に呟いた。


・・・!
・・・・・・・っ!!
・・・・・・・・・・・・・っ!!!!!
(↑震えがとまらない)


ぎゃああああああああああああああああああああああああああ暗黒少年ミッチひんぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!
途中までは超がんばって虚勢張ってんだと思ってたんだよね。ハッタリとはいえいざとなればこれぐらいのことは言えちゃうあたりこんな可愛い顔しててもやっぱり呉島の血が流れてる男であるってことだとしても、それでも、目的を果たしたあと(シドが店を出たあと)手がブルブル震えちゃうとか手の平汗びっしょりとかお水一気飲みするとか、そういう「作ってた感」が見えるんじゃないかと思ってたの。
それなのに「お行儀のいい坊ちゃんなら・・・ね」ですよ!!。年頃的には最も潔癖さを求めそうなものなのに、なにこの目的のためなら手段を選ばない感!!。この一言でミッチが一気に輝いたわよね!。
そしてそして高杉くんの素晴らしいところは次よ次!!。
バロンの傘下に入った眼鏡にインベスゲームを挑まれ出ようとした舞を制しつつニコって笑うこのちょっと狂信的な笑顔!このガラス玉のような目!!。
「紘汰さんの留守なら勝てると思ったかい? 生憎だけど(ベルトを出して)そう簡単にはやらせない」
そう宣言してみせたミッチはベルトを装着し
『辛いこと、哀しいこと・・・決して消えてなくなったしない。大切な人が傷つくより、自分が傷ついたほうがいい。そうだよね・・・紘汰さん』
こころの中で紘汰さんに語りかけながら変身してみせた。
辛いこと、哀しいことってのはこれまでミッチが捨ててきた人やモノの記憶、だよね。
友達や、もしかしたら拾ったわんこをミッチはこれまで兄によって強制的に捨てさせられるよりは自分から捨てたほうがいいと、そう思って生きてきたんだよ。例えそれで恨まれることになっても、孤独になっても、それでも友達やわんこがひどい目に遭わされるぐらいなら自分が傷ついたほうがいいと、それを選ぶしかなかったんだよ、ミッチは。
でも鎧武だけは、やっと見つけた本当の自分でいられる場所だけは(あとまぁ・・・舞のことも?)(←認めたくないw)何がなんでも守りたいと、何がなんでも失いたくないと思った。紘汰さんの気持ちが分かるから、自分が紘汰さんの意思を引き継ぎ「誰かのために傷つく道」を選ぶと決めた。例え殺されるかもしれなくても。
だってもう『無駄なもの』を捨てたくないから、鎧武を捨てたくないから、ミッチは兄さんに本気で反抗する覚悟を決めた。
ミッチにとっては殺されるかもしれない恐怖よりも無駄なもの=鎧武を捨てたくない想いの方が強いんだよね。そのためなら命だってかけられると、それぐらい強い想いがミッチを動かしてるんだと思う。
でもミッチはまだ紘汰さんをこうまで怯えさせた「白いアームドライダー」の正体が貴虎兄さんだとは知らないわけで・・・・・・。


・・・ということでどうだろうか?w。そういう目線で見るとちょっとは燃えてはこないだろうか?w。


いやー、今回もさっぱり意味が分かんねえ!ていうかついていけねえ!!。
変身したいと思ってた兄ちゃんが偶然変身能力手に入れてノリノリで自分より弱い者を甚振ってたけど(インベスが「小動物」から「怪生物」に変わってるんだけど何よコレどういうこと!?)いざ自分より強いヤツが出てきたら「殺される俺もう変身できない」ってことだよね?これ・・・。「俺はただインベスゲームに参加してただけだ。バロンとの勝負だってルールの中で勝ち負けを競ってた。でも気付いたんだ。そのベルトの力は、そんな生易しいもんじゃない。遊び半分なんかじゃなく、生きるか死ぬかを決めるためのものなんだって」とか言ってたけど、でもそもそもなんで主人公が変身して戦おうと思ったか?っつったらチャックの中から出てきたインベスにガチで襲われそうになった=命の危機だったから舞(と自分)を守るために変身したんじゃねーの?。てか2話だったかでインベス巨大化して暴走してたよね?あの時ですら命の危険を感じてなかったってことなの?テメーの命ではなくチームの仲間や観客の命が危ないとは考えてなかったのか??。実際にやってることは場所取りゲームでしかなかったし、だから命のやりとりしてる自覚はなかったんだろうけど、じゃあお前がノリノリのドヤ顔で甚振ってたインベスの命のことはどう思ってんの?ってな話だろう。
まぁでも繰り返すけどやってることはほんと『ゲーム』だから川に落とされる羽目になるだなんて思ってもみなかったんだろうし、ゲーム感覚であればこそそんなつもりじゃなかったと逃げたくなるのも分からなくはないんだけど、つーかだからなんでダンスの場所取りでこんなゲームやってんだって話になっちゃうのよね。
それに再び迷い込んでしまった森で白いアーマードライダーに「本気で」攻撃され殺されかかったってブルりまくってるけど、いやあ・・・メロンの人本気じゃないだろと(笑)、この人確実にまだ本気出してねーだろと(笑)、メロンの目的は「戦いに意味を求めてどうする?答えを探し出すよりも先に、死が訪れるだけのこと」だと忠告してやることであって命取ろうとなんてしてなかっただろーとしか思えないし、なんか見れば見るほど劇中で語られてることとそれを見ながら感じる齟齬ってか違和感だけが増していく・・・。
つーか一番違和感ってか理解できなかったのは、インベスの森からの脱出方法がシドから貰ったバイクで一定速度を出すとインベスの森と元の世界が繋がるみたいだと戒斗さんが見抜いた通りでw、それはまぁ実際にそれでインベスの森に飛ばされたわけだから体験者は語る・・・的なことなのだろうってことでいいとしても、紘汰はこれ メロンさんに襲われ水落ち後変身解除→生身で逃げる→変身する→バイク飛ばして元の世界に戻った ってことなわけ?。そんで変身解除して家に逃げ込んで部屋の隅で膝抱えて「分かるんだ。そのベルトを使い続けると、いつかまたあいつが俺の前に現れる。次はもう逃げ切れない。だから俺は・・・俺はもう・・・変身できない・・・」っつってると、そういう流れなわけですか?。襲われてから膝を抱える流れの中に逃げるために変身してバイクに乗って一定スピードを出すというその行為が間に入ったであろうことを考えるとなんかちょっと間抜けっつーかなんつーか・・・。
一方の戒斗さんも他チームにこれからは俺がロックシードをくれてやるから(金はいらないからってことだよね?)バロンと連合を組めってどういうこと・・・?。ていうか現在鎧武が不在であることをなんで他チーム(バロン)は知ってんの?。バロンに共闘を持ちかけられた自称策士の眼鏡が勝負を挑む前にどっか別のチームが鎧武に勝負を挑む→出てきたのは鎧武ではなく舞 ってのを最低2.3回繰り返しでもしなけりゃ「鎧武には今アーマードライダーがいない」とは言い切れないと思うんだけど、何度か鎧武不在でインベスゲームが行われてたってことなの?。だとしたらバロンにとってアーマードライダー不在の鎧武なんざ敵ではないであろうわけで、わざわざ連合を持ちかける必要はなくない?。
ていうか連合を組んで鎧武に勝利したとして、そんでなにがどうなるの?。3チームで一緒に踊るの??。バロンは当然鎧武を潰したあとで他チームをぶっ潰してバロンの天下だフハハハハってなつもりなんだろうけど、2チームはどういうつもりなの?。バロンもバロンでランキング1位という天下を取った結果得られるものっつったら踊るための場所でしかないわけで、そうまでしてとった天下を守り続けることで具体的にどんなメリットがあんの?ランキング1位という“栄誉”はともかく現実的な話として毎日踊るの?踊りたいの??。
ダンスするための場所争いの手段がインベスゲームだってことからして理解できないのに、このうえ連合組もうぜってな話されてもたかだか10チームぐらいしかないだろうにそれで何がどう有利になるのかさっぱり分かんないわけですよ。沢芽市の一部の人々=ビートライダーズと呼ばれる人々にとって、ランキングこそが力の証明でありインベスゲームで勝つことがそれを誇示する手段であるってことは解ったけど、力を得る=ランキング上位に入ることでどうなるのか?っつったら賞金は出るみたいだけどでも表向きは踊るための場所を確保できるってことだけなわけでしょ?。そのために連合って何なの?としか思えない。
ていうか戦極ドライバーこそ渡す相手を選んでたもののロックシードに関しては一応中立の立場なのであろうシドが流通を仕切ってたからゲームのシステムが成り立っていたんであって、ランキングを争う中の1チームがロックシードの流通に関わってしまったらそれはもうゲームにならないだろう。勝たせたいほうに強いロックシードを与えればいいだけなんだから。その状況を齎したシド(ユグドラシル)の思惑がそれにどう絡んでいるのかってのはまた別の話として、現時点で戒斗は連合なんぞを作ってどうしたいのか?ってことがわかんないんだよー。


でも変身ポーズ考える→練習するシルクのパジャマ姿のミッチを想像したら分かんないこととかどうでもよくなるよねー!。
しかも何っ!?次回早くもバロンさんたちにリンチまがいの目に遭わされるですって!?。あーもうミッチ周辺ネタだらけでやべえよおおおおおおおおおおお!!。