素顔バレターンのトリを務めるのはわたしの（わたしの？ｗ）黒でございますよ！！。
あっという間に5人揃って「チーム」となったわけですが、『素顔を隠して戦ってる』『集まりの悪い戦隊』ってな設定は結構面白いと思ったんで正直言うともうちょいそこいらへんは引っ張って欲しかった気がしなくもないです。
特に緑と黒は。
って友人に言ったら「本編では素顔隠して戦ってんのにEDでは5人揃ってノリノリで踊ってたらお子様混乱しちゃうだろ」と返されぐうの音も出なかったわけですがｗ。ですよね、もっとツンツンする緑が見たかったとかなかなか赤を「キング」と呼ばない黒（呼ぶ時は超デレ）が見たかったなんてのは大人の欲望でしかありませんよね。
でもね、それにしたってだね、イアンのあの結構重い過去ってかキョウリュウジャーになった理由をだね、こんなにあっさりさっぱり描いてしまったことにはびっくりしたわよ。恐らく士郎が襲われ殺された時に奪われたお宝がラストカットで映った赤い宝石で、つまりそれを奪うためにアイガロン→ドロンボス経由で士郎とイアンは襲われたってことなんだろうからイアンの敵討ちはまだ終わってないんだろうし、士郎がマントに包まれ何かを撃ちこまれ（こう書くとなんかちょっと卑猥ｗ）イアンはその反動で崖から落下→崖下で意識を取り戻したイアンをトリンさんがナンパ→現在に至るってな流れっぽかったから士郎の生死はハッキリとはしてないんだよね。少なくともイアンは確認してないだろう。なのでもう一段階展開させるためにあえてサラっと描いたってことはあるかもだけど、それにしたってイアンがキングたちを士郎と同じく自分の「仲間」だと、「もう二度と失うことがないよう俺が守ってやるぜ」と、『相棒の死』を乗り越える様がアッサリしすぎてて物足りなさすぎる。
なんつーかさぁ・・・・・・もうちょっとさぁ・・・・・・・・・情緒？みたいなものが欲しいよねぇと。
この先奪われた士郎の宝石を巡るイアンのターンがあるとして、その時イアンがどれだけ嘆き哀しみ怒り苦しみしたとしても今回のこのアッサリとしか言いようがない克服描写を思い出してしまってどうにもこうにも燃えない・・・ってなことになりそうな感じがするよなぁ・・・と。
想像するに三条脚本自体はそこいらへんもうちょっとコッテリ描いてたんじゃないかと思うんだよね。直接描写でなくともそういう空気感みたいなものはあったんじゃないかなーと。でも坂本監督はそんな空気感なるものよりも『充電できるまで変身できないという設定』＝生身戦闘と、『5人揃っての初戦闘』をいかにカッコよく魅せるか、に注力することを選んだ結果がこれなのかなーなんて思ったり。
ていうかケントロスパイカーだっけ？最初はイアン一人で使おうとしたけど威力強すぎて反動を制御できなかったものが5人の力を合わせれば使用可能になるってな流れは定番中の定番でありまさに最後の一人が「仲間」になる今回の話で描くには最適なアイテムだったとは思うんだけど、確かに5人の武器を合体させたものに獣電池ガブリンチョさせてはいたけど、結局それをレッド一人でぶん投げたのはちょっと肩すかしだったわ・・・。最終的に誰か一人が投げるってな仕様ならば今回はブラックに投げさせて欲しかった。レッド一人しか投げられないからそうしなかったってことなら仕方ないけど。
つーか投げるんかい！！？とｗ。話の流れ的にバズーカだとばかり思ってたし、そうでないならこれまでの戦い方からして大剣のようにして斬るもんだとｗ。
あとキョウリュウジンの中で指ピストル状態ってのもどうにかならなかったのかよｗ。つーか前回ドリケラが合体から外れてもピンクその場に留まってたってことはそれぞれの獣電竜とシンクロしてる的なこともないんだろうし、それでいて指ピストルでエアー撃ちってどういうシステムなのよｗ。
（でもスーアクさんたちが指ピストルやってるんだと思うと妙にときめきますｗ。あとBパートのアイキャッチ、おっしーがあんな馬鹿ピースしてると思うとクッソモエるｗ）
そんな感じでまだイマイチ乗り切れてないわたしです。
で。
まず、勝手に持ち出した獣電池使って一人で仇敵を倒そうとするも威力が強すぎ銃を制御できず反動で後ろに吹っ飛ばされたブラックを身体張って受け止めたものの衝撃で変身解除→ダメージ受けるキングね。
そんで揃って基地に戻るとキングはブラックの言動がイアンのソレと同じだったことに気づき、ブラックに「イアン」と呼びかけるわけですよ。
変身解除するブラック。
キング「やっぱりなぁ」
イアン「助けたつもりか？ 余計なことすんな、このバーカ」
ノッさん「なんだって！？」
イアン「迷惑なんだよ、勝手に傷つかれたら」
ソウジ「貴様っ！」
ノッさん「泥棒しといてその言い草は何だよ！？」
ソウジ「キングが誰のために傷ついたと思ってる！？」
ノッさんはイアンの発言そのものに怒ってるっぽいけど、ソウジの怒りは完全に「キングを傷つけられた」ことによるソレであることにお気づきですかっ！？
すっかりキング信者になってるソウジ単純すぎてかわいいよおおおおおおおおおおおおおおおおおっん＞＜
なんだかんだで落ち込んでるっぽいイアンは女を呼び出し慰めてもらおうとするも「へこんでるあなたなんて、魅力ない」と言われフラれてしまう。
そんなイアンの心の隙間にするりと入り込む人たらしキング。
イアン「俺の目的はあのマント野郎への復讐だけだ。戦隊なんてどーでもいい」
キング「また仲間を失うのが怖いんだろ。また大事な一発を外すと思ってる。でもなぁイアン、その一発を自分の手でキチンとあてるまで、お前の後悔は消えたりしないぜ？」
と、あっと言う間にイアンから事情を聞きだし抱えてる想いを察し対処法まで伝授するキングってばブレイブすぎる！。
ていうかイアンがとっかえひっかえしてる女はあんまり頭がよろしくない（下半身が緩めの）タイプだとばかり思いきや（後腐れないようにそういう女を選んでるのかと）、「へこんでるイアンには魅力がない」とかそれなりに“判ってる”女っぽくってちょっと驚いちゃったわ。これは女ったらしだけどこの世の女は全て俺のモノタイプではなく付き合う女をちゃんと見極めてるイアンさん素敵！と受け取ればいいんですかね？。
そうこうしてたらトリンさんのあの白い飾り毛（？）がフワサァーッと揺れ（これが索敵システムだなんんてブレイブにも程がある！！！！！）、でもまだ充電が完了してない＝変身できないからと生身で敵と戦うキングたち（敵にぐりぐり踏みつけられるとアミィを一番酷い目に遭わせるところに坂本監督の揺るぎなき美学を感じます！）。
・・・をちょっと離れたところから見ながら
「あのヤロウの何が気に入らないってよう、
（その一発を自分の手でキチンとあてるまで、お前の後悔は消えたりしないぜ）
馬鹿のくせに正論ばっか吐きやがるとこだぜ」
とめったくそいい笑顔で呟くイアン。そこはもうちょっと苦笑気味に言って欲しかったですイアンさん・・・（笑）。
そしてまたもやマントプレイの餌食になるキング。
マントに包まれながらも「きたな、イアン」と嬉しそうに言うキング。
ドロンボス「なんです？仲間を助けに来たおつもりで？」
イアン「そんなんじゃねー。お前が捕まえてるそのバカにひとこと言ってやるつもりできたんだ」
キング「だったら、決めてくれよな」
イアン「覚悟しろよ。（フッと笑って）今日はよくない日だ」
キング「俺は死なない。安心しろって」
イアン（士郎、力をくれ。俺はこのバカをお前のように死なせたくないんだ）
ドロンボス「二人同時に始末してさしあげますよ」
キング「気にすんな！お前の壁ごとブチ抜け！イアン！」
キングの言葉に背中を押され、トラウマ乗り越えてイアンの弾丸がドロンボスの胴体にブチ当たった！！
・・・反動で（なぜか前方に）はね飛ばされたキングを今度はイアンが抱きとめる！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
イアン「大丈夫か？」
キング「ああ・・・（脇腹押さえて「アッテテテ」）もっと早く撃とうぜ」
イアン「ひとこと言いに来た。おせっかいヤロウ。・・・ありがとな」
キッタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア！！！！！！！！！！！！
キング「これで正真正銘のチームだな、俺達」
イアン「いいだろう。ただし、俺より先に死んだら承知しないぞ、キングさんよぉ？」
キング「俺達は戦隊だ。死ぬときは一緒だし、そもそも全員死なねえ！」
いちおうわたしも「デレんの早っ！」と突っ込んでおきますね＾＾。
いやもう何がどうなって「俺より先に死んだら承知しないぞ」「死ぬときは一緒だ」（なんてやりとりが成立する関係になったのかわたしにはサッパリわかりません＾＾。
ていうか目の前で相棒が死んだ（と思ってる）イアンはともかく他の連中はサンバ踊って変身するノーテンキ戦隊にしか見えないのに「死ぬ」だのなんだの言われてもねー＾＾。
そんで無事相棒の仇を討ったイアンさんは、
「これからは新しい仲間を失わねーようにしねーと」
と清々しい笑みとともにそう言いました。
それを聞いて
「敵討ちが終わっても、一緒に戦ってくれるんだな？」
と嬉しそうに言うキング。
そしてそして
『ああ。・・・みんな守ってみせるぜ、俺の、弾丸で』
はいズキューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン（笑）。
そんでもって次回！！！
『チョーマイペースなイアンに、チョー真面目なソージはご立腹』
黒緑回キッタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア！！
（わたしの）キョウリュウジャー始まったな！！！！！
