『魍魎の匣』第二話「狸惑わしの事」

イケメン文学青年関口とイケメン雑誌編集者鳥口があの場所に行くまでのごちゃごちゃがばっさり省かれてて笑っちゃったんだけど、これまじで原作未読の人は何がなにやらさっぱりわからないんじゃ・・・?鳥口が“カストリ”雑誌記者だって設定まるっとスルーしてた気がするし、車中のあの説明だけで全国で鉄の箱に入れられたバラバラの手足が発見されてるって伝わったかなぁ。つーか関口って小説家なのになんで雑誌記者とドライブしてんだ?って不思議に思うよねぇ?。その一方で姑獲鳥の話(雑司が谷の事件)をサラリとしてたし・・・あの原作を1クールに収めようってんだから多少どころか相当端折らなきゃ無理だとは思うんだけど、最後にちゃんと納得できるだけの材料与えてくれるんかなって心配になるわ。多少話が前後したとしてもアニメオリジナルというか原作を上手いこと切って貼ってしてくれるならいいんだけど、盛大に端折りながらも今んとこ原作の流れには忠実に進んでるからちょっと不安。流れ通りだとすると今回の話では今後の展開に絶対に必要となる重要な場面が確実に1箇所端折られてたから、おいおい出てくるとは思うのだけど・・・。まぁ説明不足という意味ではそもそも原作でもこの時点では何がなにやらわからないんだけどねw。これだけのキャストを集めたわけだからこの先鉄鼠と絡新婦やるつもりだと思い込んでるし、ついでにスピンオフ的に百鬼夜行シリーズもやってくれるであろうつもりでいるんだから、何がなんでも魍魎には成功してくれなきゃ困るのよ!ここで振り落とされる人が大量に発生しちゃうと続きが出来なくなるじゃないの!わかんなけりゃ原作読んで補完すりゃいいじゃんって言いたいけどさ、さすがにコレは原作読むのはちょっと・・・と躊躇うのも分からなくもないしw、ほんと頼みますからね!

で、木場に続いて各キャストの感想ですが、冒頭で書いた通り関口が本気でイケメン文学青年にしか見えないんですけどw。イケメンかどうかってのは主観の問題としても確実に猿男ではないよね。なんであんなに背が高くてスラっとしてんの?なんで粘々(イメージ)してないの??。ついでに言っちゃえばダメ人間にも見えない。むしろ知的にすら見えるんですけど(知能が低いという意味での“馬鹿”ではないとしても愚鈍に見えるというか、賢そうには見えないのが関くんだよねぇ?)。そんでやっぱり声が素敵すぎるw。声質というよりもはっきり喋りすぎ。もっと口の中で篭るようにもごもご喋ってくれなくちゃ。何言ってんだかわかんねえええええ!もっと声張って喋れやあああああああ!と全ての人をイラつかせてこその関口だと思うんだけどw。まぁ今回は対鳥口と敦っちゃんだから比較的気楽にというか普通に喋れてるんだよきっと、って自分を納得させましたが。でも魍魎ってそないに関口がモゴつく場面ないんだっけ?前述の端折られた重要な場面が今後あるとしたら(なきゃマズイ)、そこでどこまでモゴついてくれるかだなぁ。
敦っちゃんは可愛かった!少年っぽいとは思わなかったけど(敦っちゃんのイメージとして眉ラインで一直線に切りそろえた前髪ってのがあったから)、トリオ(鳥口・青木・益田)のヒロインとしてはなかなかいいんじゃないかなと。
鳥口はもうちょい軽妙な口調を想像してたんだけど、やっぱり熱血ヒーロー系ボイスだったわw。鳥ちゃんは原作でも確か「ちょっと目の距離が離れてはいるけどそこそこイケメン」みたいな描写があった記憶があるからビジュアルはこんなもんだろ。最初は「中禅寺さん」って呼んでたのにサラッと「敦子さん」に呼び方シフトさせる鳥ちゃんなかなかやるなw。でも一発目の「うへぇ」はちがーーーーーーーーーーーう!!「うへぇ」じゃなくて「うっへぇ」だったもん。間に「っ」が入ってたもん。これはダメ。2回目の「うへぇ」はまぁ許せる「うへぇ」だったから、いろんなパターンの「うへぇ」を用意してると信じてるわドルドル浪川!
てか青木との会話を「青木刑事が言ってたんですけど」で済ますんじゃねええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!そこ、そこ大事(わたし的には)!青木刑事がどれだけキャワなこけしイケメンなのか気になって気になって眠れないぐらいなんだから早く見せなさいよ!!!!!
増岡弁護士は素敵に嫌味で心の篭ってない風でとてもよかったです。欲を言えばもう1.5倍程度早口にして欲しかったけど、それは今後京極堂と対峙した時の楽しみにとっておきますw。
そうそう、主要人物がことごとくイケメン化されてる中、福本巡査はモブレベルのビジュアルで安心しましたw。福本までイケメンだったらパラダイスになるとこだもの。
それにしても木場はやっぱ酷いな・・・。今回の関口たちを追い返す場面とか威圧感もなけりゃテンパり感もなかったし、「しゅじゅちゅちゅう」には噴いたわよw。わたしアニメ見てて下手だなって思うことってほとんどない(上手い下手の判断を出来るほどそんなにアニメ見てないし)んだけど、これは棒読みすぎるだろう・・・と思ったわ。今後の展開を踏まえてあえての抑え目演技だったらいいんだけど、そういうわけでもないような気が・・・。
逆に絹子さんの棒読み演技はお見事でしたw。あれ見て泣ける木場は悪い奴じゃないよねw。しかしなぜ陽子さんは着物姿で頭にあんな大きなお花を付けていたのだろうか?


OPも2話目(1話を4回みたから実質5回目なんだけどw)になったらさほど気にならないというか歌は頭の中を素通りしてくれるようになったんだけど、最後の京極堂の座敷で4人がウダウダしてるカットは萌えるわ!