『冬のなんかさ、春のなんかね』

夜のコインランドリーでミッシェル・ガン・エレファントをキッカケに男女が出会うってところまではそのシチュエーションというかこの空間というかこの空気感というか、とにかく出会いとしてあまりにもできすぎていて「イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛ィ゛ィ゛」となったんだけど(ギターの一音が鳴った瞬間即座に「ミッシェル!?」と耳が反応した)、次の瞬間初対面の男の車で男が働いている店に行ってビール飲んでて「え?なにこの女??」となり、さらに次の瞬間男の部屋に上がり込んで洗濯物干そうとしてて「は?なにコイツら??」となり、さらに次の瞬間別の男とめちゃ近距離感で酒飲んで好意の有無を確認しあい、そんでもってホテルでイチャイチャってわたしは一体なにを見せられているんだ??????

と思ってるうちに初回が終わってました。体感20分ぐらいだった。
サブカル女が自分に好意を抱いている男を相手に思わせぶりな「会話」をしてるというだけの時間なのに、その時間をあっという間と言っていいぐらい短いと感じさせる杉咲花すげーな。

というだけのドラマだなこれは。
かつては女性向けお仕事ドラマ枠だった水10だけど、最近、とくにここ1年はターゲット層を若者向けにシフトチェンジしてるなとは思ってましたが、このドラマはそれともまた違う感じだよな。
この感じの「連ドラ」をどの層に向けて作ってるつもりなのだろう。
今の時代曜日も時間も問わずそれぞれのタイミングで視聴できる環境が整ってるし、むしろ配信で見る人を想定して作ってるのかもしれないけど、映画ならともかくこれを10話とか見続ける人がどれだけいるか。それも等倍速で。

ドラマを見てるだけではわからなかったけど、公式を見たらこの主人公はこれまで2冊の小説を出版してる小説家だそうで、それで言うと「プロ」ってことになるんだろうけど、でも古着屋でバイトしてるし小説一本で食っていけるってわけではないのだろう。
こちらは小説家あちらは俳優と立ってるステージは違うけど、未来のムスコで志田未来ちゃんの「いっぱいいっぱい」感に泣かされたもんで、なおさらこちらの主人公にいい感情は持てんわな。