『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲFINAL「君のハンドル」

ブンドリオとビュンディーも含めての素面名乗りでソレっぽい感じにはなってたけど、背中叩いて託すというスタイルはやっぱり盛り上がりに欠けるよなーと。
ていうかスクラップになるはずの自分を救ってくれた「スピンドー様の盾であり矛」になると決めたのはグランツ自身で、つまりそれがグランツのハンドルなわけで、だからわたしはグランツが自分のハンドルを握っていないとは考えないので(だってグランツに手を差し伸べるスピンドーの図、範道邸に忍び込んで取り押さえられたシャーシロに手を差しだした大也と同じじゃん?)最後まで(わたしには)フィットしなかったな・・・という感じでありますが、でもまあ綺麗にまとめてみせたんじゃないかな。

ハシリヤンよりもよっぽど「悪い」常槍と内藤にどうカタを付けるのかに注目してたけど(千二の眼前でおじさんを逮捕するのはどうにかならんかったかね。千二のメンタルが心配よ・・・)、「私の後ろにどれだけの力が控えているのか、君には想像もつくまい」と常槍に言わせておきながら調さんが常槍の後釜に座りました、舞美は最初から調さんの味方でした(証拠映像を撮ってくれてました)という終わり方には「地球はギャーソリンの宝庫だ」というスピンドーに「悲鳴が上がれば誰かが必ず助けに現れる。助けられた人は同じことをしたくなる」という理想論でしか答えられなかったことと合わせて無難すぎて「つまらん」としか言えないけど、ビュンディーが戻ってきてくれたことで気持ちが晴れたし。

地球を捨てたはずの先斗が他人の夢を引き継ぐべく地球に残ることを選ぶ。

この作品でもっとも成長し変わったのは先斗だろうとは思いつつ、ひとり残る先斗の泣き出しそうな表情があまりにも切なすぎたんで両手にカレーのビュンディーがそこに居た瞬間ちょっと泣きそうになったもんな。

総合的に演技力は高い戦隊だったんで、各人のこれからに期待してます!。