人気漫画で映画化もされてるようですが、わたしは完全に未見です。
なので「設定」についてもなにも知らずに見たんですが、板垣李光人演じる主人公と中島裕翔演じるその親友と門脇麦演じる解剖医で婚約者は大学からの友人のようで、でもどっからどう見ても板垣くんとゆうとりんが同年代には見えないじゃん?。そんでどう見ても年若な板垣くんが「室長」で、國村隼演じる「MRIシステム」の開発者で脳科学の権威である教授に目を掛けられてるらしいってんで、飛び級しまくりの「同級生」なんだろうと思ってみてたんだけど、初回のなかでその説明はなく公式の相関図にもそんなことは書かれてないってことは、もしかしてこの三人「同年齢」なんです・・・?え?無理ありすぎじゃない・・・?。
って、公式には主人公・薪の親友「鈴木」のほかにゆうとりんが二役で演じる「青木」という新米捜査官がいて、その青木は人物紹介の内容からしておそらく薪たち三人よりも「年下」だろうと思えるんだけど、「鈴木に瓜二つ」と書いてあるんで幼いころに養子に出された鈴木の弟なんてことはなく普通に他人の空似なんだとして、片方が眼鏡をかけている(それで区別がつく)とはいえ同じ部署に同じ顔の捜査員が2人いることになるのか?。
しかも片方が室長の親友である副室長で片方が弄られ役の新米って、そんな面倒くさい設定にどんな意図があるのだろうか。
そもそも板垣くんを主人公にするならなんでそのバディが中島裕翔なのか、初回を見終えた段階ではわたしにはその理由がまったくわからないんだけど、見続けていれば理解できるようになるのだろうか。
主人公だけが特殊能力で死者の脳を「見る」ことができるのではなく、開発されたMRIスキャナーを使えば「第九」の捜査員も「死者の記憶」を見ることができるという設定で、これほどの「証拠」があるというのに秘匿する・されるならばなんのための「第九」なんだろう。
それから、室長を務めるぐらいだし薪はこの「死者の脳を見る」という行為によって心の奥にダメージが蓄積されてはいても表向きには“耐性”があるんだろうなと思っていたのに、全盲の少年の目として共に生き共に殺された犬の記憶をみて泣き崩れてて大丈夫なのかと(それ以前の話として死んだ少年が全盲であるという情報を脳を調べさせてくれと頼みに行って母親に教えられるまで「知らなかった」なんてことがあるか?と、そんな情報すら教えてもらえないほど第九がハブられてるってことなのかもしれないけど、だとしてもそれぐらいの情報自分たちで調べろよというツッコミは野暮ですかねー)。
いや泣くけど!わんこ目線のこんな映像見せられて泣かないほうがおかしいけども!!(まさかわんこまで死んでしまったとは思ってなかったんで、見なきゃよかったと後悔したわ・・・)この役職に向いてなくない?と思ってしまったんだけど、もしかしてここからメンタルが崩壊していく物語なの?。逆にここから一人前の室長に成長する物語である可能性はさすがにないだろうと思うんだけど。
などと考えてたら國村さんが首切ってて、物語の方向性がわからん・・・。