お菓子業界にとってクリスマスケーキってのは位置づけ的に特Aランクだろうし、そこに「幸果さんとの約束」「一緒に作って一緒に食べた」という思いが乗っかった『中間フォーム』だから倒す相手はそれ相応でなければならないわけで、その点シータとジープは適任なのでここで退場となるんだろうなと思ってました。
ここ数話「ずっと2人で一緒にいたい」「離れ離れになるのは嫌だ」と訴え続けてたことだし、長男ランゴに命じられるがままそれぞれ富裕層に嫁ぐことになるならば一緒に倒されることで「もう離れ離れになることはない」のだと、それは2人にとってはハッピーエンドということになるのかもしれないなと思っていたのですが、まさか「片方だけが倒される」ことになるとは。
いやほんと「まさか」以外のナニモノでもなくて思わずドン引きしたんだけど、そうかこれ香村脚本だったわ・・・。そらエグさにおいて予想を軽々とこえてくるはずだわ・・・。
シータとジープが赤ガヴに敵意を燃やすのは仕事の邪魔をされ立場(居場所という意味でも)を奪われた逆恨みだと思ってたけど、誕生日すら親に祝ってもらえない(兄姉はおざなり)自分たちに対しショウマのそばには母親にいることに対する羨望があって、でも双子にそれを語らせることなく(ショウマがそれを知ることなく)こういう形で2人を引き離すとか鬼すぎるし、シータを喪ったジープは如何様にもできるキャラクターになったわけで、つまり最高です。
などと思っていたら酸賀を訪ねてニエルブ兄さんがやってきた!!ってイヤーーーーーーーこわいーーーーーーーーーーーー!!(満面の笑みで)。