『宙わたる教室』第9話

藤竹の過去、石神との間になにがあったのか、そして定時制高校の教師となった藤竹が行っていた「実験」がなんであったのかが分かったことでいろいろと腑に落ちた。
と同時に日本のあらゆる「現場」で同じようなことが行われているんだろうなと思い暗澹たる気持ちになった。
そりゃ「才能」や「知能」がどんどん海外に出て行ってしまうよな。絶望しかないもん。

前回は「やっぱつれえわ」と言う柳田くんに心が痛んだけれど、過去を知ってしまったら柳田くんにそう言わせてしまった藤竹の心を改めて想像せずにはいられない。
ここまでずっと受ける芝居だったから、窪田正孝が見せる底なしの絶望に飲み込まれそうだった。

だからそこへ傷だらけの柳田くんが現れ弾丸のように藤竹に怒りをぶつけたかと思ったら、アンジェラさんと名取さんに「ひでえこと言って悪かった。怖い目に遭わせてすまなかった」としっかり謝ったことにグッとなり、そして「あんたはどうしてえんだよ。ここは諦めたものを取り戻す場所なんじゃねーのかよ。本当の気持ちを聞かせてくれよ」と真正面から藤竹にそう問い「あきらめたくない。楽しかった、君たちといるのが。科学はこんなにも楽しいものなんだってもう一度感じさせてもらった。君たちともっともっと新しい景色がみたい」と本当の気持ちを引き出す柳田くんがまさに救世主に見えたんだけど、
ていうか


『あんたの仮説、俺たちが証明してやるよ。だから俺たちをもっとやる気にさせろ』


ええちょっと!ちょっとまって!ちょっとまってがっくんカッコよすぎんか!!!!!!!!!!!!!!?????????
この流れこのシチュエーションでこの台詞って、これ今年ナンバーワンときめき台詞(かも)なんですけど!!!!!!!!!

「藤竹の話」になった途端窪田正孝が演技力の蛇口を全開にするもんだからマジで「絶望」の二文字しかなかったもんで、がっくんがこのカッコよすぎる台詞をキメてくれた瞬間ぶわっと泣いて「好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ってならざるを得なかった。
そらがっくんに追いていかれるのがいやで執着しちゃうよな・・・って孔太に共感しちゃったもん(気が済むまで殴れで矛を収めてくれたあたり、マジで寂しかっただけなんだろうな)。

でも次の瞬間その様子を廊下で見守ってくれてた田中哲司の木内先生がいて「なにこの哲司最高なんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」となりましたがw。


どうなることかと思ったけど雨降って地固まるでいよいよ学会発表となる科学部は最終回が楽しみだけど、相澤のほうはどうなるのかな。それだけが心配。