『全領域異常解決室』第8話

SNS上の誹謗中傷が人の命を奪う話などあえてこの表現を使うけどそこらに転がってるわけで、それなのにそれを理由に古来から生き続けずっと人間を守り続けた「神」が自らその命を終えることを選択したことに激しくショックを受けてしまった。
ていうか事戸渡しって神が自分自身に対してできることだったのか・・・。

そこらに転がってると書いたけど、少なくともフィクションとして(主にSNSにおける)誹謗中傷が描かれることは『当たり前』という認識で、本来それが当たり前であってはならないという意識などもはやなくなっているのだと、頭ぶん殴られた感じ。
「戦やってた頃のほうが人の心があった」
そう神に言われてしまう重みたるや。

野間口徹演じる寿正が神なのだとしたら、月読命を従えているように見えるからにはそれ相応の神であり、であればその候補は限られるだろうと思ってたんだけど、月読が従っていたのは「娘を殺した人間の情報」を得るためってなことだったんで、寿は神ではないのでは?という気がしてきた。
寿が掲げる「修理固成」とは「神の総入れ替え」で、寿が月読に命じたのは「天石戸別神」の特定で、その天石戸別神とはあらゆる世界の境を守り、この世と黄泉の国をつなぐ門・黄泉戸の番人であり、神々を黄泉の国に送ることができる天石戸別神が消えると黄泉戸が開き、八百万の神すべてが黄泉の国に引きずり込まれると言われていると。
ゆえに秘匿とされているその正体は興玉雅で!!!寿は全決局長・宇喜之に「興玉雅を消せ」と命じた。

・・・ってな話だけど、寿が目論んでいるのは「天石戸別神を消すことで黄泉戸を開く」こと、それにより全ての神を黄泉の国に引きずり込ませることのようで、神のいなくなった世界に新たな神を創出すること、それが『神の総入れ替え』ということになりそうですが、寿も神ならば興玉雅=天石戸別神を消したら自分もまた黄泉の国に引きずり込まれることになるわけだよな?。この人そんな覚悟をキメてるようにはどうも見えないんだけど。
月読を使って人魚のミイラを活性化させ不老不死のカプセルを完成させたとか言ってるし『不老不死』になれば黄泉の国に引きずり込まれることにはならない(と思ってる)とか?。

寿の正体が神であれ人であれ、直毘と繋がってる、もっと言うと「組んでる」ことは間違いないよね。二人の立場は対等ではなくどちらかがどちらかを言葉巧みに操ってるかもしれないけど、あのタイミングで警察に踏み込ませた(その情報を与えた)のは直毘だろうし(これ、荒波たちが全決に入ってこられたのは天石戸別神降臨に際し扉が全て放たれていたからなんだよね?そういうところもちゃんと補完できるから神VS神の戦争などというトンデモ話でも没入して楽しめるのだろう)。

で、「善悪を分かつ」という能力はカッコいいけど主役が「興玉神」ってのは猿田毘古神がいることだし神格として低くないか?とは思ってて、でもそれは室長が天宇受売命だから、天宇受売命に対しての興玉神という設定にしたのだということで納得してたんだけど実は天石戸別神でした!にはドッヒャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!となったけど(興玉さんはいつから興玉神のフリしてんだろうな?なにが知りたいかというと豊玉神と結婚前提の付き合いしてフラれたのは今興玉雅を名乗ってる興玉さんなのか、それとも本物の興玉神なのか?ってことなんだけど)、宇喜之局長の裏切りはフェイクだって信じてる。小日向文世にはなんども裏切られてるけど。


って、え?来週放送ないってマジで?え?ここで一週休みって正気!?(FODには入らない!入らないったらはい・・・ら・・・・・・な・・・い・・・・・・)