橘愛生ってなんであんな大捕り物される羽目になってるんでしたっけ?
わたしの認識では息子とともに行方不明の届けが出されてて、橘愛生のものか?と思われていた遺体が別人のものだった、というのが公になっている現状だという認識なんだけど、そのあと週刊誌が写真付きで「生きている」ことを報じて、目撃された場所の周辺で窃盗事件が発生し、姿を消した従業員の「タナカ」が犯人だろうと話をしてるところに山梨県警の刑事が割り込んできて「捜査に同行させてほしい」と頼んだってことであってます?。
記事を書いた記者と山梨県警の刑事は脅し脅されてる仲だし、どこで目撃したのか、なんなら出入りしてる店の情報を刑事に流しててもおかしくはないから丁度その店で窃盗事件が発生したってんで橘愛生に結びつけるのはわからなくはないとして、現状「行方不明者」であり「窃盗の容疑者」ってだけだと思うんだけど公衆の面前であんなあきらかに「犯人」のような確保の仕方するか?と。
SNSでは共に行方不明になってる息子を殺したんじゃないか?という空気になってるみたいだから単なる「行方不明者」として見てはいないってことなんだろうけど、だとしたらその状況に対して洸人の・・・危機感とか当事者意識とか、そういうものが希薄すぎないか?。
ていうかそういうことなら橘愛生の「実家」である小森家、つまり洸人とみっくん兄弟に警察が話を聞きにこないのはなんでなんよ?ってことになるけど、愛生と洸人たちって戸籍上の繋がりはないのか?。確か異母姉弟だよな?。愛生は母親の戸籍に入ったからすぐには小森家との繋がりは分からないってな事情なのかな。
橘愛生が警察に確保?保護?されたことで次回以降もろもろの事情が明らかになっていくのでしょうが、それはそうと橘愛生と「契約」していたことが判明した「X」はなぜ全身白なんて恰好をしているのかw。橘愛生が潜伏してると思しきホテルの廊下でこんな格好の男とすれちがっても誰も呼び止めて身分を確認しようとしない警察のポンコツっぷりはそれとして、百歩譲って普段は真っ白でもいいとしても警察とバッティングしそうなときぐらいもうちょい目立たない恰好をしろよとw。
自分のコントロールから外れることを選んだことで「契約解消」とは言ったものの、息子と会う場に警察を呼び橘愛生を「保護」させて、一方牧村を向かわせ文字通り息子の口をふさいで警察に見つからないようにさせたのは「X」だろうけど、その後橘愛生が警察に「息子を殺した」と語ったこととあわせてそうまでして息子の存在を隠そうと、いや守ろうとしているのは「誰から」なんだろう。
あと記者コンビは橘愛生の息子が通ってた保育園まで行ってんのに息子の写真を入手してないのか?と思ったんだよな。息子の顔がわかっていれば「小森さんが連れてる子供」が誰なのか判るだろうし、これだけなんども「写真」で相手を脅す手法を取ってることだし子供の写真を持ってないってことはないんじゃないか?とも思うわけで、ライオンを見て「橘愛生の息子」だと即判別できなかったってことはライオンは「橘愛生の息子」ではないという話になるかも?。
尾野真千子が本格的に物語の中心となったことでミステリーとしての面白味は増しつつあるけど、あれだけ毎日決まったスケジュールで動くことに拘っているみっくんがお兄ちゃんと離れて一人で出張などというルーティンの対極にある行動をすることになってる・できるようになってることに驚きつつ出張に行く日の朝の絵具のチューブをライオンが踏んじゃう地獄絵図再びのドタバタ荷造りは微笑ましかったんで、前回も書いたけどやっぱり「三人の暮らし」をじっくり見たいと思ってしまうんだよな。