『風間公親 -教場0-』第6話

別件で張り込みしてるってのに教官の制止を聞かずにいきなりひとりで不審者を追ってつっこんでいって、教官の教えを忘れ背中を向けて刺される生徒も生徒だし、犯人を完全に制圧することなく(凶器を手放せただけで回収せず)部下の様子に気を取られて背中がら空きにしたせいで片目ぶっ刺された挙句犯人に逃げられる教官も教官ですよね

なんてことを小説読者として思いたくはなかったです。

筒井道隆の事件にしたってこの時点では息子の進路を巡り対立してたなどと判明してないはずなのに(科捜研と競争だからと言って)「2日で絵を仕上げて店頭に飾れ」と強要し、それが証拠になるわけでもなく結局自力では「仕留める」ことができなかった遠野はどう考えても刑事に向いてないわけで(そもそも刑事になりたい、ならなければならない理由も「あ、そうなんだ?」程度のものだし)、そんな奴に気休めなのか本気なのか知らんけど「お前はすでに刑事だ」と言ってやるだなんて、それはわたしが知ってる風間じゃない。