『Get Ready!』第2話

ハゲタカ投資家かと思ったら日本の技術を守りたい中小企業の味方でした!な初回に続き、私服を肥やす銭ゲバ病院長だと思ったら僻地医療の質向上を目指す志の高い人でした!な2話で、はやくもうんざり気味なんですけど、初回冒頭で「あいつは死んでも変わらない」と言われてしまった伊武雅刀の副総理って今どうなってんだろうな?。
エースの執刀条件は『エースが生きる・生かす価値があると認める』ことで、副総理にはそれがない=放置ってことなんだろうし、だったら例えばニュース速報かなんかでその死が報じられたりすれば仮面ドクターズの「非情さ」として世界観がもうちょい締まるかもしれないのに。
まあ僻地医療を充実させようとするのは結構だけど、そのための資金として裏口入学させてるわけで、医学部に入学するだけの学力がない人間を医師にすべく教育してることについてはどうお考えなんです?という柄本明の病院長を実はエースは病院長に恩があったんですとかやっちゃうドラマに非情さなどというものはハナからないのでしょうが。
ああでも『生きる価値がある』と認めたんなら、私欲ではなく目的のために銭ゲバやってたと解ったわけだし言い値の2億でオペを引き受けてやればいいだろうに10億せしめたらしいあたりは非情っちゃ非情かw。

つーかジョーカーが「患者」を見つける条件がぼんやりしてるよね。
エースに「生きる価値がある」と認めさせることができなきゃダメだって解ってるわけだからぶっ倒れるまで様子見しないとその価値を見定められないような患者でなく最初からそうだと解る「いい人」を見つけりゃいいだろうに、今のところ3人ともこんな感じということは、生きる価値がどうとか言いつつも結局のところ最重要要件は「高額なオペ費用を払える人間」ってことになるんだろう。そういう人間は総じてあくどいことをしてるってことで。
これだけのハイテクオペマシーンの維持費を考えればそこは納得ではあるけども、そこに「生きる価値」という主観を持ち出して「選ぶのはこちらだ」というスタンスに、保護犬・保護猫の愛護団体的なめんどうくささを感じなくはないです。

あとエースのファンの女子高生がケーキを買って店先で食べるってのは毎回あるみたいだけど、店先で食べるってわかってるんだから使い捨てできるフォークぐらい用意してやったらどうかな?。店の前で女子高生が手づかみでケーキ貪り食ってるケーキ屋とか入りたくないんでw。


竜也のジョーカーが(仮面ドクターズの交渉人としてはやっぱりポンコツだけど)国際弁護士としては腕利きでも夫・父親としてはダメダメのクズ浮気男であるという設定はとても良いです(笑)。
初回時点では占い師はいらないだろうと思ったけど、毎回占い師が手を変え品を変え強引にジョーカーを占って金を巻き上げ“トラブル”について忠告するというお約束ならばぜんぜんいるわ。つまり毎回振り回される藤原竜也が見られるってことだもんね!。