『silent』第9話

(視聴者感情的に)最後の難関になるのではないかと思ってた想の母親・律子の掘り下げ回でしたが、アッサリいい感じで消化されて(できて)しまって拍子抜け。
つーかあれよね、勝手に周囲の気持ちを推しはかって「秘密にする」っつって閉じこもってた想が悪いってだけの話よね。
だんだんと耳が聴こえなくなる怖さや辛さはCDをぶちまけイヤフォンが壊れた、俺の声出てないよね?と言って泣いてる姿でわかるし、そういう時間があって、家族みんなが辛い時期があって、ようやく今家族と笑って「話ができる」ようになったんだってこともわかるんだけどさ、紬と湊斗に何も言わずに関係を断ったこともそうだけど、想が心のシャッター閉めてましたってだけだよなと。誰よりも辛く苦しいのは想だとしても。
まあ今では「顔がいいのは元から」とか言えるようになった・・・というより高校時代から「そういうこと言うヤツだった」らしいんで以前の想にほぼほぼ戻ったってことだろうからよかったですね心のシャッター全開ですね!ってことでいいんだけどさ。

ところで想の耳が聴こえなくなったのは「遺伝」によるものらしいけど、なんらかの「遺伝因子」の有無でそれがわかるってことなんだろうか。
結婚して家を出てる姉(姿が見えないのはなんでだろう?と、悪い予想もしてたんで、単に結婚してるからってだけでホッとした)が母親と「私の子供」について口論してたけど、想は高校卒業する頃から聴こえなくなりだしたというのにあんな小さな子供のうちの「検査」で「大丈夫」とわかるもんなんだ?と思ったんで。
それを言うなら妹の萌だってこれから聴こえなくなるかもしれないのに、「親からの遺伝」だというのに姉と妹は「自分も聴こえなくなるのでは?」と不安を抱えてるようには見えないのは姉も妹も姉の子もその「因子」がないからってことなのかなーと。

ってところで、現状はまだ付き合ってるわけではないらしいんで、次回は「遺伝」のことを考え青羽との「将来」を理由に付き合うことができないってなことになるっぽいけど、また「相手の気持ちを決めつけて自分で判断」するんだとしたらこの男はつくづく成長しねーな!となるけどはたしてどんなやりとりになるのか。

てかその「付き合ってるわけじゃない」と説明されたシーンだけど、湊斗と飲んでた友達はなんであんなに無礼なんよ?。湊斗が知り合いっぽい人と話をしてるところに割り込んで「フツーLINEするっしょ」とか言わなくていいでしょうよ。
このひと以前想と紬のことを「耳聴こえないんだから元サヤはないだろ」的なことを言ったひとだと思うんで“そういう人間”ってことなんだろうけど、『湊斗の友達』をそういう人間として描くところに意図的なものを感じなくはないです(それでいうと姉の子の名前が「優生」ってのもこの流れだと勘ぐる人もいるだろうってことぐらい予想できるだろうから、あえてそうしたんだと思うし)。

つーか初対面の風間俊介によくそんな口の利き方できるなオマエ!?一瞬で空気凍ったやんけ!!とは思った。

で、奈々が春尾くんに宛てた手紙の内容はまだ引っ張んのかよー!。