『親愛なる僕へ殺意をこめて』最終話

これはエイジとビーイチの物語だから、エイジは京花ちゃんのために消えることを選び、父親の冤罪を晴らし、「エイジの死」も明るみにだすことができたビーイチはエイジとともに人生をやり直すことにしたというならばそれでいいとは思うんだけどさ、買春女刑事とその隠蔽を目的として“無実の人間”を焼き殺した上司の罪とかどういう扱いになってんだろうなー。この二人の存在がまるでなかったことになってる最終回にはちょっとぼんやりしちゃったわ。

ドラマとしては京花ちゃんと白菱の関係性が判明し押し入れに白菱の死体があったあたりが最も盛り上がったけど、終わってみればサイさんがイキりまくってたときが一番面白かったな。LLオタクの口だけ金髪デブ野郎とか言ってごめんサイさん。

あと真のLLであった浦島亀一が八野衣真をLLにした理由が「力を尽くして更生させた真をLLとして殺したら何か感じるかもしれない」などというものであったことはいいとして、八野衣真の背中に羽根のタトゥーが入ってることにはなんの(作劇上の)意味・仕掛けもないのかよと。
それならタトゥーのメイクにそれなりの時間かかるだろうに、わざわざそんな手間をかけてまでなんであのカットを入れたの?と思うけど、でもわたしの記憶に残ってるのはサイさんと八野衣真のお風呂シーンぐらいなので、その点で言うと入れた甲斐があったということで。