『ファーストペンギン』第4話

今回の永沢くんカワイイはとばっちりで顔面グーパンチでした。あとスーツでリュックもカワイイ。

どちらかといえばたくみのような考え方、行動をとるほうがこの地の若者たちの“主流”なのではないかと思うんだけど、イキることなく、このまま歳を重ねてもさんしのオッサンたちのようにもなりそうにない永沢くんのこの「まっとうさ」はなんなんだろう?。
と思いながら公式をよくよく確認したら「数年前に都会から移住し、船団員として加わった」とありまして、そうなの!?と驚いた。劇中で説明されてたのかもしれないけどだとしたら完全に聞いてなかったわ・・・。

農業をやりたくて都会から移住するのと同じように漁師になりたくて移住する人がいても不思議じゃないけど、それにしたってこんなバリバリ斜陽の漁港で働かなくてもいいだろうに、永沢くんにもなんらかの「過去」があったりするんだろうか。

過去といえばオッサンたちの意識改革のために「自分たちの魚がどうやって食べられているのか東京のフランス料理を食べに行こうツアー」を企画してたけど、交通費込みなのか食事代だけなのかわからんけど「65万」を自腹で出した和佳もこの地にくるまでなにやってたとか説明ありましたっけ?。
銀行に融資を頼む云々の話のなかで「これまで会社で働いたことがない」とか言ってたけど、小さい子供を抱えるシングルマザーにとって65万は「大金」だろうに貸すならともかく飲食代という完全にその場限りの消えもののために出せるって、それだけこの仕事に賭けてるってことだとしてもそれだけ決断力があるってことだとしても、ちょっとどうなのそれ?となるんだけど、65万という具体的な金額を何度も言ってたってことはこのエピソードも実話なんだろうな。

和佳に頭を下げて社長になってもらったことで腹をくくったのかと思ったのに、梱包作業を手抜きしたり電話応対もマトモにできなかったりな片岡さん以下さんし船団丸の人たちもなかなかどうしてアレだなといったところですが、でも漁に出て魚を獲って来た漁師たちにそういうざっくりまとめて“事務作業”をさせるってのも酷かなーとも思うんだよね。これまでそういう作業を漁協にやってもらってたんだろうし。
でもだからといって、電話対応はともかく魚の梱包が適当なのはこれでいいのか?とも思う。流山さんも相当大変だと言ってた“血抜き”以前の話として『自分たちの魚』に対する愛情が感じられなくて、だからなかなかさんし船団丸に愛着が湧かないんじゃないかなーと。
とはいえ流山さんのお店で背中丸めてむしゃむしゃ食べるオジサンたちはまあ可愛いんだけどさ。