『ファーストペンギン』第2話

あーこれ感想かくのむずかしいやつだ・・・。
「女を使って」国会で言及してもらうってのは実際にあったことなのでしょうし、それで風向きが一気に変わったこともまた事実なのでしょうから、演出がどれほどコメディに寄せていてもそこにツッコミ入れることができない。
もう長いものに巻かれることはしたくないと、もはやこれは「私がやりたいこと」であり「私の仕事」なんだと自覚した主人公の行動(力)に周囲の人間がどんどんと感化されていく様を「すごいな」と思いながら見てることしかできないやつだわ。
先日千穐楽を迎えたミュージカル作品もそうだったけど、実話(を元にした物語)でありモデルの人が存命というコンボだとツッコミだけでなく疑問とか不満とか、そういうものを書きにくいんだよね。
となると「すごいですね」としか言えなくなってしまうのです(感想を書こうとしたけど書けなかったのでこの機に乗じて書き残しておく)。

ファーストサマーウイカさん演じる仲買人の梨花が「今回だけ」といいつつ協力してくれて、志田未来ちゃん演じるママ友のそよが住居を紹介してくれて、そして松本若菜さん演じる農林水産省の静が「女を使う」橋渡しをしてくれて、それより上の年代である伊藤かずえさん演じる女将も思うところはありそうだし(統括さんお気にのホステスさんも応援してくれてるよね)ってんでまずは「女性」が立ち上がる、立ち向かう流れになりそうであることにはワクワクするし、(子供を抱えたシングルマザーに死んだ妻を投影して「助けてやらなきゃ」などという驕った感情を発端として)自分がなんとかしてくれと言い出したくせに漁協の言いなりで妨害に加担した片岡さんだけど、和佳の言葉が“響いてる”兆しが見えたんで漁師たちがこれからどう変わっていくのかも楽しみではあるんだけど、でもその先がどう展開するにせよそれが実話となるとそこにわたしの考え・感情を置くことはできないというか、感想という形で好き勝手なことを書くことは心情的にしづらいなーと、わたしはそう思ってしまうんだよな。


なので鈴木伸之を愛でようと思う。
伸之が演じている永沢くんも実在してる方なのかもしれませんが、さすがにこんなに可愛いはずはないだろうからここだけは「それ(実際)はそれこれ(ドラマ)はこれ」というご都合理論でイキマス。