『親愛なる僕へ殺意をこめて』

わざわざ水10という女性向け枠にぶつけてきたぐらいだからそことは違う層を狙ってドラマ作りをしてるのでしょうが、ジャニーズを主演にするということは数字にせよ口コミにせよそのファンをあてにしてるところがなくはないであろうわけで、このグロさはどうなの・・・?と思い続ける初回であった。
ちなみにわたしはグロ耐性ありまくりなのでぜんぜん大丈夫ですが。

でも松也さんの半グレリーダーは大丈夫じゃないです。
こんなにムッチムチの半グレリーダーとか厭・・・・・・。
もっとテンションばか高のヒャッハー系ワルなら身体がたるんたるんでも糖分と脂質ばっか取ってんだろうと思うところですが、この手の残忍な悪はシュッとしててほしいしそこから出る声は津田健次郎もしくは櫻井孝宏もしくは中村悠一であってほしい・・・・・・。
と思いながら原作のキャラ画を探したらですね、思ってたのとは違った。少なくともこのキャラから櫻井孝宏の声は聞こえんわ。

もう一人のお目当てである主人公の父親で連続殺人鬼LLの早乙女太一は犯人として報道されたときの画がいかにもすぎてさすがの一言。
この役に「さすが」というのもどうかと思うけど、(「LL」などと名乗りそうにないなーとは思ったけど)雰囲気ばっちり。

で、これストーリーとしてはLLと同じ方法で殺人を行う犯人を捜しになるのか?。エイジは「もう一つの人格」であるビーイチについて(ビーイチがやったのか)調べてるけど、結果としてそれが犯人捜しになるってな感じ?。

そのまんまビーイチが犯人ってことはないだろうからエイジの部屋に犯行に繋がる金やら証拠品やらが隠されてるってことは誰かがビーイチ、ひいてはエイジに罪を着せようとしてるんだろうし、少なくとも1年前には解離性同一性障害が発現してたとエイジは理解したようだけど、でも記憶がないことに気づいたのは今回が初めてって、たとえ数時間であってもたとえそう頻繁でなくともそれでもこれまでも記憶がすっぽり抜けてることがあったならば自分は二重人格なんだと悟ったときに記憶がなかったのは「そういうことだったのか」と思い至ると思うんだよね。
だから二重人格自体も「犯人」の仕掛け、エイジにそう「思わせた」ってセンもありそう。

でもそうすると「LLの息子であるエイジ君」がスカルのメンバーになってるのはなんでなん?ってことになるよね。サイが「犯人」もしくは「犯人側の人間」でないならば、エイジはサイと既に知り合ってるってことになるけど、でもエイジにはその記憶はないわけで・・・

とか考えそうになったけど、でもたぶんこれそんなに考えるようなドラマじゃないよね。そんな気がする。
すでに故人のLLこと八野衣真に今後どれほどの出番があるのかわかりませんが、門脇麦がただの主人公の恋人、エンケンさんがただの主人公の父親で終わるわけがないので、それぞれが本当の貌を見せる瞬間を楽しみに見続けます。それでいうと動機はさておき「犯人」の本命と対抗はこの二人だよなー。