北山 猛邦『月灯館殺人事件』

トリックに対して「絢爛たる」という修飾語が相応しいかはひとまず置いておくとして、確かに「物理トリックの乱舞」であった。久々にこれほど面倒臭いトリックを読んだわw。この場合この「面倒臭い」は誉め言葉です。

以下は内容に触れてます↓↓↓







しかしラスト1行のキレ味は物語の視点を務めていた人物の扱いという意味でなかなかに好みでしたが、それはそれとして著作権という法的な問題はクリアできても50年前に発表された小説のことなど誰も覚えていない(からパクってもわからない)ってのはオタクのことを少々舐めすぎじゃないですかね?。まあ著者近影用に他人の写真を提出したことがあとからバレて怒られるような人なんで推して知るべしってことなんだろうけどw。