『魔法のリノベ』第4話

「いいドラマ」だなーと改めて思う4話であった。
“こういうタイプの人間”かつ“義姉”で、それを演じるのが浅野ゆう子ときたらいくらでももっとこう・・・ハード?な展開にだってできるだろうけど、まるふくに乗り込んできた桜子ちゃん問題と併せて「本音で話す・話したい」という難しいようで簡単な、簡単なようでとても難しい、それができれば状況は変わるしなんなら人生が変わる、ということがここまでまっすぐ描かれるとひねくれもののわたしでも「いいドラマだ」と言いたくなる。
効力を発揮する一方でそれが逆効果になることもあるという「詫びの玄」の使い方も絶妙だったし、EDで息子の再就職が決まったけど家のなかが風水グッズでいっぱい(そんななかで存在感を放つまるふくろうw)、という義姉の影響力が健在(さすが波動がお高いw)であることまでしっかり見せてくれて余すところなしといったところ。
まあ桜子ちゃんにはもっと引っ掻き回してほしかったけどね。

どんな女なのかと思ってた桜子ちゃんが「常に自分を被害者の立場に置く」というヤツで、周りの「桜子がかわいそう~桜子は悪くないよ~」と言ってた女達も含めているいるこういう人間いるよねーと、これをここぞというところで発動してたのだとすれば傍から見れば「桜子ちゃんの彼氏を奪った」立場である小梅がああいう目で見られることになったのも納得で、さっさと新しい男を連れてるけど「え?あれだけ人間関係めちゃめちゃにしておいて新しい男ソレ?」ってなオチまで含めてパンチが効いてていいキャラであった。

まるふくの男たちはコロっと桜子ちゃんの手玉に取られるんじゃないかと思ってたんで、「演技みたいな喋り方だった」と本質をしっかり見抜けてるのは意外。
それでいうと同じく「演技みたいな喋り方だな」とは思うのにそんな女に引っかかってる久保寺はまだ若いということか。

この感じだと泰造の「勉強会」も大したことないんじゃないかな。小梅のことを目の敵にしてるっぽいのはその勉強会とやらには参加しないとキッパリどころか結構キツイ言い方で断ったからとかその程度のことで、勉強会に引きずり込まれそうになってる久保寺を放ってはおけないだろうからひと悶着あるにせよ(その情報を小梅に伝えるのは竜之介か)、今回の桜子ちゃんと同様にアッサリ終わりそう。

で、次男だれよ!?。鈴木伸之を期待してたんだけど、あの感じじゃ違うかー。