『テッパチ!』第2話

自衛隊全面協力というからには当然これも実際のスタイルなのでしょうが、体力測定時の格好が白い帽子に白いTシャツに紺の半パンという小学生スタイルだったのに笑ってしまったw。
普段はカーキのTシャツに迷彩パンツに軍靴なのにこの格好、「自衛隊の体力測定」で『勝負』ときたらさぞかしすごい体力測定なのだろうと思ってたのに腕立てと腹筋と3000メートル走という至って普通の種目(どころか小学校の体力測定のほうがもっと種目あるやんw)って時点で笑っちゃうのに、1対1で迎えた最終種目で「主人公がコケて負ける」というお粗末すぎる結果でさらに笑ったw。つーか同じ班の奴らは体力測定に参加せんのかーい!w。

って、ここなのよ。ウォーターボーイズを持ち出すなら主人公とライバル役の「勝負」だけではなく一班メンバー全員が身体張って頑張る姿を見せなきゃダメだろ。なんでウォーターボーイズが人気だったのかといえばメインキャラによるストーリーだけでなくクライマックスとなるシンクロ演技をガチでやるための努力そのものに感動するからであって「裸」が理由だったわけではないんだよ。
ライバル役との勝負であり、ライバル役を掘り下げつつ勝負を経て和解することがメインだとしても、他の奴らがそれを傍観してるようならウォーターボーイズを持ち出すな。

とはいえ、一班メンバーが汗水垂らして腹筋やら腕立てやら走ったりやらしてる姿を見たいか?と聞かれたら別に見たくはないんだよな。
画的によろしくないこともだけど、今回明らかになった各人が八女に勧誘された経緯がこう言っちゃなんだけどつまんなくって、ここにしか居場所がないというけど、パワハラされてた人は転職先を、小説家志望と元芸人は就職先を探せばいいのであって、それが自衛隊でなければならない理由などないし、一班メンバーに愛着が生まれる気がしないんだよ。

自衛隊に入るべく訓練を受けている立場であり、その選択をしたのは「自分」なのに、ペナルティをさぼってビール飲みに行くぞ!という精神が気に入らん。
一秒でも早くビールを飲みたい!ってんでペナルティとして課せられたことを必死でやる。課せられたペナルティが腹筋100回ならやり終えた者がまだ終わらない者をブーブー文句言いながらも励ましつつ、全員揃って100回やりきってビールで乾杯と、わたしが見たいのはこっちなの。
まあ、当たり前に「サボる」ような奴らだからこれまでロクでもない人生を送ってきたってなことではあるんだろうけどさ、『第一班』というユニットに全く魅力を感じなくて辛い・・・。

そんでこれが一番の問題なんだけど、母親が再婚して居場所がなくなり人間関係で壁にぶつかると逃げ続けてきた主人公に対し、愛人の子として産まれ疎まれ続けた家に居られなくなり自衛隊に居場所を求めるしかないライバルって、ただでさえ主人公の設定に疑問を覚えてるというのにライバルにこんな背景があるとなるといよいよもって主人公を応援する気がなくなるんだけど。吸いかけのタバコひと箱で「負けたら出ていく」という条件をチャラにしてくれるライバルのほうがはるかにカッコいいもん。
でも見た目は町田啓太。役的には魅力皆無なのに見た目はめちゃくちゃカッコいいから困る。ランニングしてたら憧れの女教官と出合い頭にぶつかる町田くんとかわたしの忍耐力が試されている。