ほぼほぼなんの情報もない状態で、木曜の24時という放送時間で飯豊まりえと浅香航大がコンビであるならわりとガチ目な内容になるのではないかと期待して録画予約を入れたけど、今のところは正解です。好きなタイプの初回だった。
他人、ここでいう他人とは聞き込みも含めて「取り調べる相手」になるけど、容疑者や関係者の「感情」が「色」で見えるってのは視覚が主となる映像作品にぴったりの設定だなと、ブルチックの感情の輪という理論を後ろ盾にすることによってその能力の「トンデモ設定感」が薄まるし、これはいいところに目を付けたなと思って原作を確認しようとしたんだけど(原作ではこの「色が見える」という設定をどう表現しているのか知りたくて)、もしかしてこれオリジナルなんです??。
主人公の能力説明と、登場人物たちの相関図的な説明(主人公の相棒となる浅香くん演じる風早が船越に送り込まれた「スパイ」であることも初回から明かしちゃうんだ?と思ったら、公式に「内偵を指示」って書いてあったわw)をするための初回だからってんであまり凝った内容にはしなかったのだとしても、主人公の能力では「証拠」にならないと言いつつ「決め手」になったのはSNSの投稿に対するコメントとか(それ真っ先に調べるやつじゃん・・・)普通すぎるし、視覚として感情を探った答えが「承認要求」ってのは別に感情が見えんでもわかるだろ(想像できるだろ)ってなところなんで(承認要求こじらせ女よりもその女に声を掛けて死んだ男の心中のほうが興味あるけど、死んだ人間とは「目を見て話せない」から作劇としてそこには踏み込まない・踏み込めないってことなんだろうな)、主人公の特殊能力を事件解決に対してどう活かしていけるのか、2話目以降に期待。
あと山中崇!。船越英一郎が浅香くんに内偵を命じた目的は山中崇の存在にありそうだし、主人公の姉が現在のような状態になってしまったことともにドラマの縦軸には興味を引かれる。この山中崇が単なる「主人公の理解者」で終わるわけなかろうもん!。